あらすじ・概要
岩泉舞の短編集を収録、電子版なのでカラーページもそのまま。ある日クラスのみんなから名前を忘れられてしまった少年の話「ふろん」や、老年期を迎えた祖父と大人になりたくない少年の現実との葛藤を描く「七つの海」など、青春や男女のやりとりをテーマにした作品が中心。
懐かしい絵柄でしっかり読める
懐かしい感じの絵柄です。髪の毛のボリュームが多かったり髪の毛の塗り方だったり。最近はリバイバルが流行りなので一周回ってセンスのいい絵柄に見えます。背景もきれいです。
電子媒体なのを生かしてカラーページはすべてカラーです。こういうときは電子書籍は便利ですね。
話もどれも短編としてうまくまとまっていて面白かったです。ストーリーの盛り上げ方、落とし方がよかったです。派手ではないですが安心して読めました。
私が好きなのは「ふろん」と「七つの海」でした。ジュブナイルっぽい心の不安定さがあって好きです。「七つの海」ではゲームと現実の描き方が美しくてほれぼれしてしまいました。切ないけれどこれでよかったんだよなと思いました。
一番最後の話だけがっつり絵柄が変わってびっくりしました。描写も派手になり今どきの漫画という感じがします。劇的ビフォーアフターを見ているようで新鮮でした。

