ブックワームのひとりごと

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『封神演義』藤崎竜 ジャンプコミックス 感想 仙人バトルで妲己という仙女がすごい

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封神演義 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

あらすじ・概要

古代王朝、殷の時代。殷の王は妲己という仙女に操られ、国を傾けていた。妲己の横暴に立ち上がったのは太公望という男。彼は封神計画という作戦に伴い妲己一味の仙人たちを倒し、封神台という装置に魂を封印していく。しかし、現実にはそう単純な話ではなかった。

 

テンポの良いギャグとSF要素、そして妲己という女

面白かったです。この作品に強い影響を受けた人が多いのも当たり前な気がします。

テンポのいいギャグをやりながらも仙人と人間、そして世界をめぐるスケールの大きい話をきちんと終わらせます。広げた風呂敷が畳まれるのが気持ちよかったです。

キャラクターも多いけれど個性豊かで楽しいので覚えられました。そしてキャラクターデザインもとてもいいです。古代中国を舞台としながらもどこかSFっぽさを持つところがかっこよかったです。

 

この作品の白眉は妲己というキャラクターでしょう。最初に悪女として登場しながらも、主人公の太公望を要所要所で助けます。さらに終盤では忘れられないような行動に出ました。ここまで完璧に場を盛り上げた悪女キャラクターは衝撃的でした。

聖母で少女で悪辣な女、しかしけなげなところもあり、傑物でもあります。女性のあらゆる要素を詰め込んだような仙女でした。

漫画ファンの間で話題になるキャラではありますが、実際読んでみると想像よりずっと濃い女性でした。

 

シリアスな一方、メタ系ギャグが多いので、「こんなのありかよ……」と思うシーンがたくさん出て来ます。

偽最終回をやっているのを見たときはリアタイ読者困惑しただろうなとなりました。

 

 

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