あらすじ・概要
若いころ生きづらさに悩み、依存症の研究者になった著者。自分の中のネガティブな感情とどう付き合っていけばいいのか。大学生に教える上で、著者は「生きづらさ」が誰の心にもあるものだと知る。誉め言葉や𠮟責では癒されないネガティブとの向き合い方とは。
誰にでも生きづらさはある
なんとなく自分は他人と違う気がする。居場所がなくて寂しい……という気持ちを深掘りしていく本です。
嫉妬や自己否定など、人間誰しもネガティブな感情を抱えてしまうことがあります。しかし何も考えずにそれを言ってしまうと、相手にネガティブを感染させてしまいます。
ネガティブを感染させずにネガティブな相談をすることが可能なのか、後半はそのことを考えていきます。
私も結構ネガティブなことを言いがちなので身につまされました。けれど抑圧もよくないというのがややこしいです。
著者は大学で教えていました。大学生たちとのレポート提出や対話の中でさまざまな生きづらさに触れています。
印象的だったのが、誰が見ても仲良しのカップルが「自分たちは孤独だ」と思っていたところです。孤独というのは他人から測れないんだなあと思いました。
孤独を埋め合うのではなく孤独であることを認め合うところが、いいカップルだなとなりました。
『ぼくらの中の発達障害』青木省三 ちくまプリマー新書 感想 彼らは決して対話不可能な存在ではない


