あらすじ・概要
北イタリアで漫画家として活動する夫婦。イタリアと日本の漫画事情の違いだったり、住んでいる土地の文化だったり、イタリアで起こる不便なできごとなどを4コマで描き出す。イタリアで国籍の違う夫婦として暮らすということはどういうことか、ユーモラスに語る。
北イタリアに暮らすアーティスト夫婦の四コマ
タイトルと表紙でおしゃれな感じの話を想像しましたが、実際のところ庶民派な話題が多かったです。著者夫婦はお金を使わないからなんとかなっているだけで裕福ではないですしね。
ヨーロッパで国籍の違う夫婦として暮らすこと、アーティスト特有の悩み、イタリア文化の独特さ、街の歴史など情報が盛りだくさんでした。
1ページに4コマが2本入っているのでページのわりにボリュームが多いです。読みごたえがあって面白かったです。
個人的に面白かったのはイタリアの医療事情です。イタリアはかかりつけ医に相談するのが基本で、それ以外の病院にかかろうとするとすさまじく待たされます。また、患者の優先順位もはっきりしないところがあります。その不便っぷりに著者夫婦は怒ります。
しかしイタリアにも志のある医者はいて、著者がお世話になった医者は賢者のように知的で優しく、人脈が広いです。自分の専門外のことに関しても的確に別の医者を紹介してくれます。こういうお医者さんにかかれたら幸せだろうなと思いました。
システムの悪さと人間の能力は別、と思うと同時に、日本の医療制度はなんだかんだ頑張っているなと思いました。
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