あらすじ・概要
売りに出されていない土地を、自分たちで勝手に販売して巨額の詐欺を行う地面師たち。ハリソン山中率いる地面師たちは都内の宗教施設にターゲットを定める。都内中心部で非常に高額、商業的にも価値が高いその土地をめぐって大手の不動産会社も車内で陰謀を巡らす。
暴力は楽しいけど肯定しちゃいけないよね
因果応報の作りがうまく、エンタメ性の高いアウトローものでした。
登場人物はそれぞれの愚かしさゆえに失敗していきます。お金に目がくらんだり、権力闘争に夢中になったり、性欲に流されたり……彼らは自分の過ちに大きな清算をさせられることになります。
そして、それは詐欺を行う地面師たちもそうです。彼らは彼ら自身の驕り、過ちによって窮地に陥ることとなります。それはリーダーであるハリソンですら例外ではありません。ハリソンは弱者を侮ったことで失敗してしまいます。
結局人間を侮ってはならない、一寸の虫にも五分の魂なんだなと思いました。
とにかく登場人物がよくしゃべる作品なのですが、しゃべってくれるから視聴者にも詐欺の手口がわかりやすいですし、しゃべらせ方が自然でよかったです。
脚本が上手いなあと感じます。
暴力と流血、性描写や性加害、セクハラやパワハラと倫理のない描写が続きますが、ここまで醜い描写であれば肯定的には描いていないだろうなとむしろ安心しました。
フィクションにおける暴力はかっこいいし楽しいです。だからこそ最後は「暴力とか犯罪とか……しないほうがいいな!」と言える結末であってほしいです。
そういう意味ではアウトローものとしての責任を果たしたと言えるのではないでしょうか。
『身内に(ヤ)がおりましてん。』カツヒロ BAMBOO ESSSY SELECTION 感想


