あらすじ・概要
ネコゼは発達障害と診断された。過去を振り返ってみると、障害のある兄弟にかかりきりな母親に放置され、父親は家庭に無関心。そんな状況で育っていた彼女は普通の家庭がわからなかった。発達障害の悩みも相まって、強迫性障害も発症してしまう。彼女が見つけた生きる道とは。
個人が悪いのではなく社会の問題でもある
発達障害で被虐待児、ネグレクトを経験するというなかなか壮絶な日々です。
著者の兄弟は著者より重い障害を抱えており、母親はふたりの育児にかかりきりで著者を顧みませんでした。
障害児の親がこうなってしまうのは結構あることで、子どもの介護で必死なあまり他のことがおざなりになってしまいます。
また、著者は知的障害のある兄弟の差別に巻き込まれつらい思いをします。
母親本人だけの問題ではなく、社会の問題でもあるなと思いました。
発達障害の二次障害として強迫性障害を発症した著者は、生活がままならなくなってしまいます。
しかし、過去を振り返ると少しずつ家事ができるようになっていたり、生活が前に進んだりしていました。
できるようになったことを評価してあげることも大事であるということがわかりました。
また、こんな状況で会っても助けてくれる友人は得難いなと思います。
『発達障害と一緒に大人になった私たち』モンズースー バンブーコミックスエッセイセレクション 感想

