ブックワームのひとりごと

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『お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当』たかぎなおこ 文藝春秋 感想  面白いけど無意識の家族観を感じる

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お弁当デイズ 夫と娘とときどき自分弁当 (文春e-book)

 

あらすじ・概要

結婚して出産したたかぎなおこ。娘が幼稚園に行くことから、子どものお弁当作りを始める。苦手なおかずを無理して食べてしまったり、あるいは連続でお弁当を残してしまったり。冷凍商品も活用し、著者は子どもが喜び、かつ自分も楽できるようなお弁当作りを目指していく。

 

子育て事情を知らないので面白かった

現代の子育て事情を知らないので、独り身の人間としては興味深かったです。

幼稚園が色々頼んでくるんだなあ。

小さいお弁当を推奨したり、付属品を細かく指定したり。

子どもにお弁当を食べてもらうためにあれこれ模索する著者が大変そうでした。

自分は共働き世帯だったので、幼稚園じゃなくて保育所にいたのでその辺の文化の違いも感じました。

もはや当たり前のように夫が朝ごはんを作っているのはジェンダー観の変化を感じます。

偉ぶったりせずにするっと作っているのに時代を感じます。

 

シンプルな絵柄ながら食べ物はどれもおいしそうです。ずっと食べ物の話を描いてきた実力を感じます。

 

ただ著者が悪いというわけではないですが、こんなにお弁当に力を入れなきゃいけないというのは楽しいというより窮屈な気がします。

私は好き嫌い少ない子どもだったし、親が常にお弁当を作るのを嫌がっていたっていうのがあると思いますが。

努めて明るく描こうとしているゆえに、ちょっと無意識の家族観を感じるところはありますね。

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