スパイダーバース
あらすじ・感想
スパイダーマンとして覚醒したマイルズは、街のヒーロースパイダーマンが死んだ姿を目の当たりにする。異次元に通じる装置のせいで、異次元のスパイダーマンがマイルズの町に現れてしまった。スパイダーマンたちが家に帰り、有害な装置を破壊するため協力する。
スパイダーマンのお祭り映画
様々なスパイダーマンが登場するお祭り映画というところですが、なかなかほろりとさせられる
登場するスパイダーマンたちは別の作品のスパイダーマンたちであり実際に漫画シリーズがあるようです。スパイダーマンってなんでもやってるんだな……。長寿コンテンツだからこそのメディアミックスですね。
キャラクターの中で特徴的なのがピーター・B・パーカーで、彼はマイルスの世界のスパイダーマンのパラレルワールドの存在のようです。死んだスパイダーマンとは人生の共通点が多いですが、人生はうまく行かず、好きな人間にふられて、事業も失敗しています。
こんなやさぐれた白人男性を登場させるあたり、「多様なスパイダーマンを描く」という意志を感じました。
ピーター・B・パーカーもスパイダーマンの正義心はあるものの、厳しい現実である元の世界に帰ることをためらっていたようにも見えます。思春期で豊かな可能性があるマイルスと老いを意識しているピーターの別れは、ちょっとしんみりしました。
アクロス・ザ・スパイダーバース
あらすじ・概要
マイルスは自分の両親とのわだかまりを抱え、上手く話し合えないでいた。グウェンも親友を失ってからは友達が作れない日々が続く。マイルスは「自分を理解してくれるのは他のスパイダーマンだけ」と考えるようになる。しかし次元を超えた危機が迫っていた。
誰でもスパイダーマンになれるという強い意志
「誰でもスパイダーマンになれる!」という強いメッセージが感じられるキャストでした。妊婦スパイダーマン、インド系のスパイダーマンなど登場するスパイダーマンの属性がもっと豊かになりました。
多様性が増す一方マイルスとグウェンは思春期らしい悩みにとらわれることとなります。この時期の子どもは親とうまくやっていけなくても仕方ないですよね。スパイダーマンの持つ「運命」もかかわってくるからなおさらです。
前回よりきわどい政治ネタが連発されるのでそれはセーフなのかと思いました。もちろん差別をおちょくるようなギャグではあるんですが。プエルトリコはアメリカ、のシーンで笑ってしまいました。
プエルトリコ系黒人の子であるマイルスもそうなんですが、ラテン系が重要な位置を占めるシナリオでした。
しかし未完だとは思わなかったのでこれからどうなるんだ!? となりました。こんな終わり方をするなら必ず続編出してください!
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