あらすじ・概要
ずっと自宅学習で勉強していた、顔の歪んだ少年オギーは学校に通うことになる。オギーは自分に優しくしてくれた子と仲良くなるが、彼にはオギーに言えない事情があった。顔のことでからかわれ、学校が嫌になるオギーだが、少しずつ周囲に打ち解けていく。
太陽ではない人々にもそれぞれ事情がある
生まれつき顔が歪んでいるオギー(オーガスト)が自宅学習から初めて学校に通う話。
オギーの家族はいい人たちで、オギーを案じています。
しかしオギーの姉、ヴィアはオギーのことばかりで自分を顧みてくれない両親に不満を抱えています。
両親もヴィアを愛していますが、ついついオギーのことを優先してしまいます。ヴィアも悪気がないのをわかっているからこそ苦しみます。
オギーの周囲から視線を広げてみると、奨学金を受けなければ学校に行けない子、親が離婚してしまった子など、さまざまな事情を抱える子どもたちがいます。
オギーは顔のことでは悩んでいるものの、親に愛されているしお金にも困っていません。オギーが当たり前に享受しているものも、人によっては手に入らないものです。それがちょっと悲しかったです。
オギーはかわいそうな男の子から自ら選択し、考える子どもへと成長していきます。
家族と自分という閉じた世界から外に目を向け、社会の中で自分自身がどうありたいかを選択していく物語でした。
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