あらすじ・概要
耳が聞こえない著者は、結婚して耳が聞こえる子供を産んだ。親子なのに言葉が違う苦労もあるが、子どもの成長を素直に喜んでいる。聞こえない人から見た聞こえる世界のこと、家族の愛を描いたコミックエッセイ。
耳が聞こえない母親が聴こえる娘を育てる
耳が聞こえない女性が耳が聞こえる子どもを育てることについて描いたコミックエッセイです。
ろう者に育てられた子どもは、母語と同じように手話を覚えています。手話と話し言葉が異なることをまだはっきりとはわかっていません。
そこから生まれる言葉に対する新鮮な驚きが面白かったです。
著者も子どもの口の動きを読んで子どもの言いたいことを察しているため、話す言葉の世界がどんなものなの完全にはわかりません。
自分の当たり前は他人の当たり前ではないとしみじみ思いました。
聴覚障害の人たちにとって役立つものも紹介されていました。コンビニレジの指さし用表示は最近は当たり前になってきましたね。
実際に使う人の意見を聞くのはなかなかないので興味深かったです。
兎をモチーフとした絵柄もかわいかったです。著者はグッズも出しているようで気になりました。
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