ブックワームのひとりごと

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『宝塚というユートピア』川崎賢子 岩波新書 男装の麗人たちによる異性愛演劇の過去と今

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宝塚というユートピア (岩波新書 新赤版 940)

 

あらすじ・概要

美麗な少女たちが舞い踊る宝塚。その始まりとは何か。そしてどう変わってきたのか。富国強兵や国威発揚が重んじられた時期の宝塚や、GHQ占領下の宝塚など、その時代によって変容してきた宝塚の過去を語り、未来についても話す。

 

ユートピアというけど悪い面もあるよね

ユートピアという言葉とは裏腹に結構否定的な話も取り上げている本でした。宝塚礼賛ではなかったのでタイトル詐欺っぽさがありました。

 

宝塚の歴史や宝塚が社会に与えた影響、あるいは宝塚が内在化していた当時の社会の問題が語られています。

宝塚が戦時中ナショナリズムを盛り上げるような公演をやっていたのは有名な話ですが、それを要求したのが政府ではなく一般の人々だったのが恐ろしかったです。

明確なリーダーのいない、社会の雰囲気による全体主義はそれはそれで怖いですね。

 

男装した女性が異性愛を演じる、というどうあがいてもジェンダーのことが気になる状況で、宝塚もいろいろな試みをしてきました。

自分は、関西の人間として宝塚が好きだけど、直してほしいと思うこともあります。いじめの問題もそうです。

 

ただ話が難解でわからない部分も多かったですね。疲れているときに読む本ではなかったです。

勉強したらわかるようになるのかなあ。

 

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