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『イタリア 24の都市の物語』池上英洋 光文社新書 感想 芸術と歴史とドロドロの骨肉の争いの小話

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イタリア 24の都市の物語 (光文社新書)


あらすじ・概要

イタリアの都市はどのような歴史や文化を持っているのだろうか。イタリアの24の都市を紹介し、そこに宿る歴史的なドラマを語る。古代から人が住み続けるイタリア特有の事情、文化的背景がわかるコラム集。

 

ちょっとしたコラムだけど濃い

イタリアの都市に関するちょっとしたコラムを集めたもの。ひとつひとつは短いですが、日本ではあまり紹介されない話題ばかりで面白かったです。
最後に参考文献もあります。元ネタが知りたい人にも安心です。

 

あまりに年の差が激しい児童婚だったり暗殺だったり、私生子差別だったり、現代の感覚では倫理観がおかしい話題もたくさん出てきます。人権感覚のない社会って怖いと思いました。人権最高!
そこが面白くもあるんですけど。

 

歴史上は「たくさんの小国が対立していて近代化が遅れた」と語られるイタリアですが、文化や学問の面ではむしろ最先端の国だったということがわかります。
大商人の活躍やイスラーム圏との交易による莫大な富が、イタリアの文化を牽引していました。
だからこそ治安が悪かったり、マフィアが強い力を持ったりな現状が悲しいのですが……。
イタリアの素晴らしさと「何でこうなったかなぁ〜!」という部分が交互に来ます。

 

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