あらすじ・概要
西洋美術が専門の著者は、西洋美術における恋愛について語る。有名画家の女性遍歴や、西洋における恋愛や性愛の価値観、絵画をめぐる理想の女性、理想の男性のジェンダー観などを解説。
現代の感覚からすると倫理がないヨーロッパの恋愛
西洋美術における性愛、恋愛を扱ったコラム集。
現代の感覚からはありえないエピソードばかりで面白かったです。
キリスト教は性に対して潔癖な教義ですが、実際には民衆はただれた恋愛をしていました。不倫、売春、今でいうポルノなども当時にはありました。
そういうことが横行していたからこそ禁止する必要があったともいえます。
男尊女卑の世界であり、信じられないぐらいジェンダー感覚が酷いです。何だかんだフェミニズムが進んでよかったなという気持ちになります。
著者は西洋美術が好きですが、当時の価値観を美化せずしっかり突っ込んでくれるのがすっきりしました。
華やかですごいけど、女性としてこういう人生を生きたいわけではないですからね⋯⋯。
著者は実際の絵を紹介しながらその絵に込められた西洋の文化、当時の時代背景を説明していきます。絵があるのでわかりやすかったです。
お風呂に入る絵や神話の絵などにも当時の人の価値観がうかがえます。
絵を見るとき、単にきれいだとかかっこいいとかではなく、当時の人の価値観に思いを馳せるのも楽しいですね。
著者が紹介してくれる本が面白そうなのもよかったです。読みたい本リストが増えますね。
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