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『バルセロナで豆腐屋になった――定年後の「一身一生」奮闘記』清水健宇 岩波新書 感想

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バルセロナで豆腐屋になった 定年後の「一身二生」奮闘記 (岩波新書)

 

あらすじ・概要

新聞記者だった著者は第二の人生としてバルセロナで豆腐屋をやることにする。開業直後のごたごたを乗り越え、コロナウイルスによるロックダウンを経験し、ついには日本に帰国する。異国の地で、豆腐屋として過ごした生活を語る自伝的新書。

 

著者の行動力がすごい

第二の人生としてバルセロナで豆腐屋になった人の話。
行動力に溢れていてすごいです。その場で仲良くなった人と人脈を広げていく著者に感嘆してしまいました。
自分は出不精で引きこもりですが、ここまで自分と違うともはや嫉妬はしません。純粋にすごいなと思ってしまいます。
経営者というのはこのくらいぐいぐいいく方がちょうどいいのかもしれません。
こういう本は自慢っぽく聞こえがちなんですが、著者は自分の話をしているだけで態度があまり押し付けがましくないので読みやすかったです。
起業した方がいいとかもっと頑張らなきゃいけないとかそういうメッセージは薄いから、私のようなビジネス書苦手な人間でも読めました。

ヨーロッパの日本食ブームについても書かれていて面白かったです。ミラノ万博をきっかけに日本食ブームが盛んになったのは初耳でした。
著者以外にも日本食ブームに乗っかって商売をしている日本人はヨーロッパにいます。彼らの繁盛記は興味深かったです。誰でも成功できるわけではないでしょうが、ビジネスチャンスを掴む姿は面白いです。
海外で日本の作物が栽培されることは現地で日本食を作っている人にはありがたい話でしょうが、日本で農業をやっている人にとってはライバルになってしまうので複雑な気持ちになりそうです。

著者が豆腐屋を経営しているときにコロナウイルスの流行が起こりました。海外在住の日本人から見たヨーロッパのコロナ禍は興味深かったです。

 

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