あらすじ・概要
耳が聞こえない人として暮らしている著者が、障害のある人達に配慮している店やスポットを巡る。聴覚障害の人たちが働く飲食店や、筆談と手話のみで話せる店、障害のある人たちが集う映画館、手話にまつわる企画など、さまざまな形態がある。お店めぐりを通して、バリアフリーの実践とは何か考える
耳の聞こえない人のための場所がこんなにある
耳の聞こえない著者が聴覚障害の人が働く店や手話に関する団体に取材していく漫画。
耳の聞こえない人たちが働くスターバックスや、手話対応の料理教室、筆談のみ、声を出すの禁止のカフェなど、さまざまな形態のお店やサービスがありました。
こういう店はときどきニュースになりますが、具体的にどのような場所なのか聞く機会がないので参考になりました。
東京だけではなく関西の店もあるので行ってみたくなります。
印象的だったのは、手話対応の料理教室に「子どもと一緒に楽しめる」と喜ぶところです。著者の子どもは聴覚障害の夫婦から生まれた聴者の子ども、いわゆるコーダです。
そうすると子どもと親という近い関係なのに相手の言っていることが自分はわからないという状況が生まれます。
聴者ばかりの教室に連れて行くことはできるけど、手話対応でないと子どもと周囲が何を話しているかわからないし、それを見守るのも苦痛でしょう。その辺は考えたことがなかったです。
障害のある人だってひとりきりで暮らしているわけではないから家族も含めて楽しく生活できるのが一番だと思いました。
社会では障害を持った人も楽しく暮らせるのがいいとされています。多様な人々が価値観を認められて生きていくのが素晴らしいと語られます。
しかし、インクルージョンといっても具体的にどうすればいいのか? と疑問に思うので、当事者がこうして発信してくれるのはありがたいことです。
絵柄もかわいいので気楽に読めました。印刷も二色刷りポップでおしゃれです。またこういう漫画を作ってほしいです。
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