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『芸能界を変える――たった一人から始まった働き方改革』森崎めぐみ 岩波新書 感想

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芸能界を変える たった一人から始まった働き方改革 (岩波新書)

 

俳優である著者は、芸能界の働き方改革に携わることを決意する。アンケートからわかったことは、性加害、給料の未払いなど多くの芸能業界の人々が理不尽な目に遭っているということだった。著者は、なぜこんな問題が起こるのか説明し、芸能業界の健全化を目指す。

 

芸能界の働き方改革を目指す本。

芸能人だけではなく、メイクアップアーティストや音響の人など芸能に携わる人全体をテーマにしています。

著者は芸能界の理不尽な慣習に疑問を持ち、自らアンケートを取って調べます。アンケートの内容は痛ましく、つらいものでした。パワハラセクハラはもちろん、トイレを用意してもらえない、食事を用意してもらえない、報酬が支払われないなど、あまりにも苦しい内容です。そのような理不尽を経験した人の割合は恐ろしく高いです。

 

芸能界の人々はフリーランスであり、彼らの身分を守るのが他のフリーランスの地位向上にもつながります。ここに書いてある契約書の厳守、ガイドラインの作成、理不尽なことをされたときに相談先などは、芸能界の人以外にも有用でしょう。特別だから助けるのではなく、みんなのために理解を求めるのが大事だと思いました。

 

芸能ファンは芸能界のパワハラ、過酷な労働を肯定する人もいて、芸能界に興味ない人間としてはドン引きすることもありました。雇う・雇われるの関係だけはなく、見る人の意識を変える必要があると思います。

 

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