あらすじ・概要
謎の体調不良で高校を退学した著者。高卒資格を取って専門学校に行き、絵の仕事を始めるもつらさはなくならない。それは解離性障害が原因だった。複数の人格が切り替わる中で著者は混乱をきたしてしまう。
解離性障害に悩みながらも必死に前に進む
解離性障害、双極性障害とともに生きる人の話。
頭の中に様々な人格が浮かび、それが頻繁に切り替わります。著者は人格が変わっても完全に記憶がなくなるわけではないのですが、その人格の変化に振り回されます。
一方で、精神科にかかっても「困っていない」と言ってしまいます。
著者はつらいのにつらいと言えず、思ったことを抑圧してしまいます。そのため自分が苦しい状況にあると自覚ができないのです。
こういう心の不具合は、精神疾患になった人にしかわからないでしょうね。
話の途中で双極性障害であることがわかり、治療が切り替わります。
著者にとって躁状態やうつ状態を乗りこなすことが課題となりました。
ままならない人生を生きながら、それでもよい生活を望む著者がかっこよかったです。
コミカルに描かれてはいるけれど、伴侶の方も大変だなぁと思いました。
監修の医師のコメントもしっかりしていますし、巻末に参考資料、相談窓口や当事者団体など、いろいろな情報が載っているので作りも細かかったです。
事実だけを知らされてもこれからどうすればと思いますからね。
内容が濃くてしっかりしたメンタルヘルスコミックエッセイでした。
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