あらすじ・概要
日本の首都東京、そこにある喫茶店はさまざまな事情を持った人が集う。店で働いているヴィンは、義手による痛みと体調不良に悩んでいた。ある日そこにアヤメという幽霊が現れる。マレビトであるフクは、彼女を成仏させるため未練を解消させたいという。
病気を持つ人の苦しさがリアルで少し泣いた
コーヒートーク1&2では作家志望のフレイヤがバリスタの相方でしたが、今回の相方はヴィンという人。彼は過酷な事故に遭い、すんでのところで命をつなぎます。しかし使用された義手内部の技術を引き継いでくれる会社がなく、義手の不具合で体調不良になっています。義手をメンテナンスしてもらえる見込みもなく、したがって体調不良も治る可能性が薄く、精神的にも追い詰められています。
(ノンバイナリーのキャラらしいのですが、便宜上「女」のつかない「彼」という表記で行かせてください)
サイバーパンクと現代の「修理する権利」を絡めたすごい設定でした。
ヴィンがすぐに体調不良になってしまい、休みがちなことに罪悪感を持っていたり、人前では無理して普通の人として振舞おうとするのは、痛々しかったです。
私も病人の一人であるので、必要以上に憐れまれたくない、普通に扱われたいのに、体が動かないつらさは共感しました。ヴィンが悲しむシーンで少し泣いてしまいました。
最後にはヴィンも前向きになれてよかったです。
また、物語のもうひとつの軸として、幽霊の物語があります。成仏できない幽霊、アヤメとそのアヤメを助けようとするマレビト(シャーマンのような仕事?)のフク。コーヒートークの客たちも彼女らに協力します。
アヤメの成仏方法を探しながらも、コーヒートークのキャラクターたちは仲良くなっていきます。
個人的に好きだったキャラクターは女性ではユキですね。東北出身の雪女で、日本食の店をやっています。彼女には同性のパートナーがいて、病気で亡くなりました。ユキは仕事を続けながらも、パートナーの死を受け入れられないでいます。
ユキはコミュニケーションが得意でなく、淡々とクールに話してしまいます。パートナーともうまく話し合えないまま別離してしまったのではと思っていました。
コーヒートークにやってくる客たちと話しながら、ユキは少しずつパートナーの死を受容していきます。その展開が切なくもあたたかったです。
好きな男性キャラクターはのっぺらぼうのマコトです。お調子者でおしゃべり。そして複数の女性と同時に付き合っているという衝撃的な経歴があります。同意の上らしいです。
めちゃくちゃなキャラなんですが他人のアドバイスには素直に従うところもあり、なんだか憎めないキャラでした。
他にも仕事第一の河童、メカクレ水龍ミュージシャンなどが登場します。
PCでやってみたかったので今回STEAMで買ったんですが、画面に対してテキストの字が小さいんですよね……。テキストが多いゲームは字を大きくしてほしいですね。
そして今回Amazonのダウンロード版がなかったのでムックの画像を使わせてください。
人力関連記事


