ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

私のトラウマ映画5選

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お題「トラウマ映画」

はてなには「Myお題」というものがあるそうな。

Myお題に挑戦してみたくなったので「トラウマ映画」をテーマに記事を書きます。

どっちかというと怖い話より、だれも救われないことにトラウマを感じてしまうので、そういう傾向の映画が多いです

『誰も知らない』

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 母親と暮らす四人きょうだい。しかし彼らは戸籍がなく、社会的に存在しない子どもたちだった……。

社会の片隅でひっそりと生きるきょうだい。他人とのかかわりを求めて万引きをしたり、廃棄になるお弁当をもらったり。特に特別な描写があるわけではないんですが、そういう生活をせざるをえない子どもたちがつらすぎます。子どもはみなハッピーに生きるべきですよ!

そんなつらい映画ではあるんですが、映像はとても美しいですし、子どもたちの演技はとても心に迫ります。

ダークナイト

 大富豪が自分の持つ財産を駆使して人助けするバットマン。しかし狂気的な敵を前にして、ヒーローというものの業の深さを見せつけてくれる作品。

ヒーローを必要としてしまう社会構造について考えさせられる映画です。「悪」がなければヒーローは存在することを許されないんですよね……。アメリカの現代社会を風刺した内容でもあります。

暗いですがヒーローものとしても面白いです。でもこの話を定期的に思い出して憂鬱になります。

『ミスト』

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 霧の中、スーパーに閉じ込められた人々に、怪物の魔の手が迫る話。このまとめの中では珍しく、普通のホラーです。

しかしホラーでありながらメインになっているのは、極限状態の心理です。どんどん追い詰められていく客たちがこわいです。カルトなおばさんが発言力を増していくのがリアルに描かれています。

そして「うわー」ってなること間違いなしのあのエンディングがトラウマでした。普通にああなるとかこうなるとかよりつらいですよ!

『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

アメコミ映画のヒーロー役でヒットした俳優が、演劇で再起を図る話です。

これをハリウッドがやるというのがすごく悪趣味です。娘はヤク中、共演者は変態、人生がけっぷちの俳優がへまの連続をするのがとても悲しいです。

ギャグとして見る向きもありますが私はとても笑えないですね……。(笑えなかったけれど面白くはありましたよ)

そして結末の後味の悪さがどうしようもなかったです。今まで見た映画で一番後味が悪かったです。二度と見たくないですね。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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 女優になりたい姉と、その姉のことを漫画に描いてしまった妹の家族コメディ……という分類にレンタルショップではなってましたが、その実はサイコホラーです。

姉の性格がめちゃくちゃ悪くて、努力もしないのに自尊心だけは高く、妹をいじめては彼女に恐怖を植え付けるんですよ。しかし妹が何もしないかといえば実は……という展開です。

姉の狂気的な性格が怖すぎますし、それにさらなる復讐をする妹も冷徹で恐ろしいです。これってコメディじゃないですよねGEOさん?

まとめ

トラウマ映画についてお話いたしました。暗い映画は結構見てますが、トラウマになるかは自分の主観がかなり入るみたいですね……。

この記事で映画に興味を持っていただければ幸いです。