ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

映画研究部にやってきた男装少女と三角関係 大樹連司『ボンクラーズ、ドントクライ』感想

一巻完結のライトノベルのおすすめに上がっていた作品です。 あらすじ 二人でヒーローごっこをしていた映画研究部の「僕」とカントク。そこに男装の少女桐香が現れたことから、映画研究部は変わっていく。三人の淡い恋の行方はいったいどうなるのか……。

とても論理的なホラーミステリ 小野不由美『ゴーストハント1 旧校舎怪談』感想

コミカライズが面白かったので読んでみようという本です。 あらすじ 旧校舎には幽霊が出るという噂があった。麻衣はそこでゴーストハントをするという少年に出会う。除霊は他の霊能力者を巻き込み、謎を増していく。はたして旧校舎の幽霊の正体とは……。

しがらみにあふれたミュージシャンたちの恋愛模様 カズオ・イシグロ『夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』感想

あらすじ ベネチアで有名歌手と出会ったギター奏者、整形をするサックス奏者など、さまざまなミュージシャンや音楽好きを主人公とし、内容が少しずつつながりを持っている連作短編集。

青年が日本列島を覆う横浜駅の中で大冒険 柞刈湯葉『横浜駅SF』感想

カクヨムで連載されていたweb小説の書籍化です。 kakuyomu.jp あらすじ 横浜駅が増殖し、日本を覆いつくした未来。横浜駅の外で育った三島ヒロトは、5日間だけ駅の内部(エキナカ)で過ごせる「18きっぷ」を手に入れ、42番出口を目指して旅立つ。ヒロトが…

他人の日常は誰かの非日常 おすすめエッセイ本18選

今回はおすすめエッセイ本のまとめです。 エッセイは、小説よりも気楽に読めつつ、他人の日常を知ることができて面白いです。 『衝動買い日記』鹿島茂 中公文庫 『変!!』中島らも 集英社文庫 『ワセダ三畳青春記』高野秀行 集英社文庫 『魔女の1ダースー…

カーサがシンガポールにやってきてミミコを狙う あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS9 黒蛇接近』感想

あらすじ 新生カンパニーの長になったミミコを仕留めようと、シンガポールにカーサがやってきた。一方ウォーロック家のアンナがカンパニーに賛同し、吸血鬼を取り巻く状況は変わりつつあった。

女の子たちが戦いを前にしてどんどん強くなっていく あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS8 宣戦恋歌』

吸血鬼の小説を読むシリーズ、まだまだ続くよ! だいぶ内容が進んできました。 あらすじ 特区から敗走し、シンガポールに移った「カンパニー」。ミミコはそこでカンパニーの新しいトップになってほしいと依頼される。一方ジローは、自分自身の力をコントロー…

人から恨まれる仕事、だが必要な仕事 榎本まみ『督促OL修行日記』感想

前々から面白そうだな~と思ってて、本屋に平積みされていたのを発見して買いました。 あらすじ 就職氷河期の時代、著者、榎本まみがなんとか内定をとったのはクレジットカード会社。彼女はそこで、キャッシングの返済を延滞している人たちに督促をする仕事…

死にぞこないになった少年がグロい化け物を倒す 九岡望『ニアデッドNo.7』感想

『エスケヱプ・スピヰド』が面白かったのでありがとう課金もかねて購入しました。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ ある日、記憶を失い境死者(ニアデッド)として目覚めた少年赤鉄(アカガネ)。自分はなぜこんな体になったのか……。同じ境死者、紫遠(…

吸血鬼と人間の共存地域、特区を襲う変化の波 あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS7 王牙再臨』感想

吸血鬼の小説を読むシリーズ続きです。今回は心なしかイラストが多かった気がします。 あらすじ 「九龍の血脈」のきょうだいたちが九龍王の墓所を占拠し、復活の儀式をしようとしていた。特区は混乱に陥り、カンパニーも敗走を迫られる。ぼろぼろになった特…

ジローの本気、セイのチートさが垣間見える あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS6 九牙終結』感想

吸血鬼の本を読むシリーズはまだまだ続きます。 あらすじ 行方不明になっていたゼルマンの行方を突き止めたサユカ。生きるのに飽いたゼルマンに彼女は何ができるのか。一方ミミコは、コタロウの様子がおかしくなりいぶかしむ。それは兄弟二人の運命にまつわ…

ティーンの少女との共依存関係の行方とは 唐辺葉介『電気サーカス』感想

熱烈におすすめしている人がいて気になった本です。 あらすじ テキストサイト「電気サーカス」を運営している主人公水屋口。ネットの仲間と部屋をシェアし、フリーターとして暮らす。そんな中、水屋口は真赤(仮名)という中学生に出会う。

目がボタンの母親、という破壊力 ニール・ゲイマン『コララインとボタンの魔女』感想

『アナンシの血脈』が面白かったのでこっちも読んでみました。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ コララインの両親はいつも仕事で忙しく、かまってくれない。ある日、コララインはもう一つの自分の家を見つける。そこにはボタンの目をした両親がいた。彼…

民主主義のありがたみがよくわかる 重村智計『金正日の正体』感想

長い間積んでてどうして入手したのかも忘れてた本です。 書籍概要 北朝鮮の国家主席金正日。彼はどのような人間で、何を考えているのか。そして、最近「金正日」らしくない命令が増えているのはなぜなのか。金正日という存在を通して、当時の北朝鮮を語る本。

絵描きロボットは人間のために放浪する 菅浩江『プリズムの瞳』感想

あらすじ 何らかのプロフェッショナルになるために生まれてきたロボット、ピイ。しかし彼らは人間の反感を買い、流浪の絵描きに身をやつしている。ただ絵を描くだけのピイたちと、彼らとすれ違った人間たちを描く連作短編。

特甲少女たちの青春の終わり、新しい人生の始まり 冲方丁『テスタメントシュピーゲル3 下』感想

ずっと終わってほしかったのに、終わったら終わったで「やだー終わってほしくない!!」ってなるのが完結巻の常ですね。 あらすじ 敵に捕らわれた鳳を助けようとする特甲児童たち。彼女らは、すべての因縁にけりを付け、自分と町の運命を切り開くためにひた…

2017年上半期に読んだおすすめ本19選

速いもので、このブログも400記事を超えました。 今回は、2017年上半期に読んだ中で面白かった本の紹介です。 例によって新刊が少ないのは許してください。 『そばかすのフィギュア』菅浩江 ハヤカワ文庫 『天才と発達障害』岡南 講談社 『フィーヴァードリ…

謎めいた展開から、読者を突き放す G・J・チェスタトン『木曜の男』感想

いくつかのブログで紹介されていたので気になった本です。 いや~読むのが難しかった。 あらすじ 無政府主義者の団体の幹部「木曜」になった主人公は、そこで奇妙な体験をする。そこにちらつく自分たちのボス「日曜」の存在。果たして彼は何者なのだろうか。

「この素材どうやって作る?」に答える、内容がぎっしり詰まった講座本 井上のきあ『illustratorデザインメソッド』感想

デザイン関係の本は読んでいてもブログに載せないことも多いんですが、Amazonリンクのクリック状況を見ていると結構感想に需要があるようなので頑張って書こうかなと。 ただ、感想を書くのが難しいんですよね……。 書籍概要 illustratorで作れるあんな素材、…

スマートフォンなどの若者のテクノロジーから生まれる恋愛を描く 紅玉いづき『青春離婚』感想

『青春離婚』というタイトルがキャッチ―で気になっていた本です。背景はバーコードでしょうか。 あらすじ 同じ苗字を持つゆえに、「夫婦」とからかわれる二人。アプリ開発をきっかけに、彼らの距離は縮まる。表題作『青春離婚』などを含む、スマートフォンと…

「なんとなく」知っていたことに理由を教えてくれる 石井京子『人材紹介のプロがつくった 発達障害の人の就活ノート』感想

読みたい読みたいと思いつつ後回しになっていた本です。 書籍概要 コミュニケーションの不器用さや、得意不得意なことの偏りで、就労でつまづいてしまうことの多い発達障害の人たち。仕事として彼らを支えてきた著者が、就活にむけての心構えや、仕事の選び…

なんとなく入った山岳部から登山家へ 植村直己『青春を山に賭けて』感想

Kindleセールで見かけたので買ってみた一冊。 野口健の自伝『落ちこぼれてエベレスト』の中で紹介されていたので一度読んでみたかったんですよね。 落ちこぼれてエベレスト (集英社文庫) 作者: 野口健 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2003/01 メディア: 文…

吸血鬼と人間の間の大きな断絶を知る あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS5 風雲急告』感想

吸血鬼小説を読むシリーズのつづきです。 表紙のジローが赤いから目立ちますね。 あらすじ ジローとコタロウが特区にやってきて1年。ミミコは順調に仕事をこなしてきた。そんなミミコの前にダンピールの少女が現れる。一方カンパニーでは、ある真実をきっか…

地図に載らない島で失くしたものを知る 河野裕『いなくなれ、群青』感想

表紙がかっこよかったので気になっていた本です。 あらすじ 地図に載っていない島、階段島。そこを出ていくには、「失くしたもの」を取り戻さなければならない。主人公の七草は、小学校からのつきあいの真辺と再会する。彼女はなんとか階段島から出ていこう…

野球をあきらめられない大人の群像劇 須賀しのぶ『ゲームセットにはまだ早い』感想

なんとなく須賀しのぶが読みたい!となり、入手してきた本です。表紙、よく見るとスーツで走ってるんですね。 あらすじ 所属していた会社の野球部が廃部になり、身の振り方を考えていた高階に、クラブチームから誘いが来る。最初は乗り気ではなかったが、三…

ロンドンで次郎は運命の吸血鬼に出会う あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS4 倫敦舞曲』感想

吸血鬼小説を読むシリーズつづき。 あらすじ 大日本帝国の軍人だった次郎は、渡航先のロンドンで切り裂きジャックの再来となる事件を調査する。浮かび上がってきたのは、夜の住民たちの存在だった。男装の麗人カサンドラは、特別な力を持つ友人アリスを追う…

村落の性風俗をお年寄りから聞き取り調査 向谷喜久江『よばいのあったころ 証言・周防の性風俗』感想

【中古】よばいのあったころ 証言・周防の性風俗 向谷喜久江 マツノ書店B6版ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 民俗 > 風俗・習慣ショップ: 光国家書店価格: 1,800円 Twitterで知り合いが読んでいて内容が気になったので借りました。…

サクラコの美しさで世界を滅ぼそう! 犬村小六『サクラコ・アトミカ』感想

一冊完結ライトノベルのおすすめに登場した本です。今気づいたけどこの表紙、背景が夜景なんですね。 あらすじ 塔から飛び降りようとした囚われの姫サクラコは、人造の牢番ナギに助けられる。会話するうちに惹かれあっていく二人だが、ナギが創造主に反逆し…

特区に忍び込んだ危険な吸血鬼を追え あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS3 特区震撼』感想

吸血鬼小説を読むシリーズ。2巻で止まっていて何年かぶりに続きを読みました。 あらすじ 吸血鬼と人間が共存する「特区」で、「九龍の血族」と呼ばれる危険な吸血鬼たちが侵入する。そんな中、ジローの弟コタロウが、ジローを置いて単独行動に出てしまった…

人脈を作るのも婚活のうち 石神賢介『すべての婚活やってみました』感想

人生で一度くらい婚活したいな、と思って読んでいました。なかなか闇が深い本でしたが。 書籍概要 50代だけど結婚したい。さまざまな婚活イベントや婚活ツールに登録した著者が、その体験を書き、これから婚活する人々にアドバイスする。彼が婚活で出会っ…

ダメ人間だけど一部の人間にとっては強烈な魅力のある男 又吉直樹『火花』感想

ブームは過ぎ去った気がしますが、入手したので読んでみました。表紙は何の絵なんでしょうか。テーブルクロス? ただのうねうね? あらすじ 若手漫才師である「僕」は同じ漫才師の神谷に惚れこみ、師弟関係になる。神谷は笑いに対する純粋さは人一倍あったが…

17人が自分の「仕事を決めたきっかけ」について語る 岩波書店編集部編『なぜ私はこの仕事を選んだのか』感想

書籍概要 弁護士、フォトグラファー、教師など、さまざまな職業の人が「なぜその仕事を選んだのか」を子どもたちに向けて書くエッセイアンソロジー。

科学技術を駆使した叙情的な短編集 菅浩江『そばかすのフィギュア』感想

ハヤカワ文庫セールで買った本のラスト。 書籍概要 宇宙船の一部屋で暮らしている病気の少女、絵の学校にやってきた機械の少年など、さまざまな情景あふれるSF短編集。

資料としては面白いけどメディアがやばい 仲島ちひろ『かんたんなのに、ほとんどの人がやっていない お店にファンをつくるウェブ発信の新ルール』感想

最近職場のSNSの更新を任されているので、参考になるかと思って読んでいました。 書籍概要 情報発信ツールとして定着しつつあるSNS。そこでいかに「いいね」やシェアを稼ぎ、集客に役立てるかを解説していく。

風紀委員の桜間さんが記憶喪失になって帰ってきた 境田吉考『夏の終わりとリセット彼女』感想

一巻完結のライトノベルおすすめ記事で見かけた本です。 あらすじ 事故で記憶を失った桜間さんが教室に帰ってきた。桜間さんは、「僕」、峰康が彼氏だったことも忘れている。真面目な風紀委員の桜間さんは、さぼり癖のある「僕」が彼氏だったことを理解でき…

新井素子『星へ行く船』感想記事まとめ

こちらも読破したのでまとめ。 あらすじ 宇宙に家出をした地球のお嬢様、あゆみ。彼女は太一郎という男性に出会い、彼のいるやっかいごとを解決する事務所に所属することに。あゆみは事務所のメンバーとともにさまざまな事件に巻き込まれていく。

ほのぼのからの怒涛の展開にびっくり 小川晴央『僕が七不思議になったわけ』感想

一巻完結ライトノベルのおすすめ記事にあった本です。本当は感想を読む前に読んでほしい本です(矛盾)。 あらすじ 高校最後の年、「僕」中崎は、謎の幽霊に学校の七不思議にされる。七不思議と交流して力を借りることができるようになった彼は、ストーカー…

九岡望『エスケヱプ・スピヰド』感想記事まとめ

読破したので今更ですが記事まとめ。 あらすじ 昭和のまま技術が発達した日本のような国、「八洲」。敗戦後の荒廃した世界で、兵器「鬼虫」の少年九曜と、普通の少女叶葉が出会う。叶葉はなりゆきで九曜の司令になり、彼と行動を共にする。

船に乗り込んだ謎の紳士は吸血鬼だった ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム 上』感想

吸血鬼小説を読んでいくシリーズ。作者は『氷と炎の歌』の人なんですね。 あらすじ 事故で船を失った船長アブナーは、謎の富豪に出資を持ちかけられる。彼は船を作り、共同経営者になりたいと言う。「フィーヴァ―ドリーム」と名付けられた船は旅立った。しか…

不倫ものがやたらと多いけれど不思議と飽きない 向田邦子『思い出トランプ』感想

リーディングスタイルの企画、バースデー文庫の11月28日の本です。 私の誕生日。 【BOOK】当店オリジナルフェアの中でも展開当初から好評いただいているバースデー文庫。同じ誕生日の作家を本を読むきっかけにしてほしいという思いから生まれたこの企画。ご…

短くてもこんなにどきどきする! 250ページ以下の薄くて面白いおすすめ小説17選

同人、商業の壁はなく、「分厚い本が好き」という人はよく見かけます。しかし、逆に「薄い本が好き」と主張する人はあまり見かけない気がします。 個人的に、「分厚い=作品への愛」みたいな発想は好きではありません。ページ数なんてただの数字なので、そん…

落ちこぼれの女子高生は音楽に祝福されている 津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』感想

青春小説のおすすめとして紹介されていた本です。 あらすじ とりたてて得意なことのないアザミの、唯一の楽しみは音楽。受験前、自分が何がしたいのかわからないまま、友人のチユキとぐだぐだした日常を送る。しかしついに、進路を決めなければならなくなり……

読むと映画がたくさん見たくなる 沢木耕太郎『銀の街から』感想

一応前は朝日新聞をとっていたのに、連載しているときはろくに読んでいなかったのはもったいなかったなと思います。 書籍概要 作家沢木耕太郎が、さまざまな映画についてその内容、魅力について語る映画エッセイ。一作品3ページほどの分量で、「映画館に行…

「発達障害はなぜ増えているのか?」ということから最新治療まで 杉山登志郎『発達障害のいま』感想

Amazonで本を見ていたとき、面白そうな発達障害の新書を見かけたので読んでみました。 書籍概要 近年増加しているという発達障害。適切なサポートや投薬を行えば、不便はあるものの日常生活が送れるようになることも多い。その治療法や、併存症との向き合い…

お肉を作る職人たちへのインタビュー本 中川洋典『焼き肉を食べる前に 絵本作家がお肉の職人たちを訪ねた』

図書館のおすすめ本の棚にあったので借りてみた一冊です。 書籍概要 絵本作家中川洋典が、生きた牛を食肉に加工する施設を訪ね、そこで働く人たちにインタビュー。牛をさばく上でのコツ、仕事のやりがい、世間の偏見など、さまざまな観点から仕事を考えてい…

老いの悲しみを優しく描く 井上靖『補陀落渡海記 井上靖短編名作集』感想

あらすじ 生きたまま船に閉じ込められ、観音浄土を目指す表題作など、井上靖の名作短編を集めた一冊。

大阪中之島のフリーペーパー『月刊島民』が面白い

中之島の近くに行くと持ってくるものがあります。それがフリーペーパー月刊島民です。 これがなかなか面白いので、その内容を紹介します。

高校球児たちの青春と葛藤 須賀しのぶ『雲は湧き光あふれて エースナンバー』感想

このブログの収益で買った本です。ポチポチありがとうございます! Kindleから購入。 あらすじ 弱小野球部に、新しい監督の先生がやってくる。野球未経験ながら真摯に取り組む先生に、野球部のメンバーも「勝ちたい」という目標を抱き始める。高校野球短編集…

文章初心者のための「正しい」日本語 前田安正『きっちり! 恥ずかしくない! 文章が書ける』感想

ちょっと間が空きましたが、また文章術の本を読みました。 これで6冊目……であってましたっけ。 書籍概要 朝日新聞の校閲センター長である著者が、普段なんとなく使っている文章を「正しく」書くために解説する。主語と述語の対応、助詞「が」と「は」の使い…

仲間と一緒ならどこまでも走っていける 佐藤多佳子『一瞬の風になれ3 ドン』感想

やっと最終巻まで来ました。実感としてはそんなに長く読んでいないんですが、読む途中でだいぶ時間が空きましたからね。 あらすじ 事故で負傷してしまったサッカー選手の兄の応援を受け、新二はまた走り出すことを決める。彼は三年生になり、陸上部に新入生…