ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ホラー

レスタトが語る『夜明けのヴァンパイア』の真実 アン・ライス『ヴァンパイア・レスタト 下』感想

吸血鬼の小説を読むシリーズ。この表紙ちょっとセクシーな感じですね。 あらすじ 自身の母親をヴァンパイアとしてよみがえらせたレスタト。彼女と別れたレスタトは、伝説的吸血鬼マリウスを探し旅をする。マリウスの口から語られた、吸血鬼という種族の誕生…

ロックスターの吸血鬼の語りは嘘か真か アン・ライス『ヴァンパイア・レスタト 上』感想

吸血鬼ものの作品を読むシリーズ。 あらすじ 眠りから目覚め、ロックスターとなったヴァンパイア・レスタト。彼は自伝を書き始める。老ヴァンパイアから血を与えられ、吸血鬼となった彼は、超常的な力と財力を得る。

怖くて論理的なホラーミステリ 小野不由美『ゴーストハント』感想記事まとめ

あらすじ 旧校舎で起こった心霊事件を解決しにやってきた渋谷一也、通称ナル。彼の事務所でバイトすることになった麻衣は、彼と個性豊かな霊能力者たちと心霊事件に挑む。たびたび夢に出てくるナルに、麻衣は淡い恋心を抱くのだが……。

恋の終わりと少女の成長で締めくくる 小野不由美『ゴーストハント7 扉を開けて』感想

ついに最終巻。感慨深いですね。 あらすじ 前巻の事件の帰り道、山奥に迷い込んだSPRのメンバー。ナルはそこで突如「SPRを解散する」と宣言した。納得がいかないSPRのメンバーたちはコテージを借りてその場に残る。そんな中、地元の人たちに幽霊の出る校舎に…

農場で暴力男に支配される同性愛者 『トム・アット・ザ・ファーム』感想

dtvに入会した友達におすすめされた映画です。身の回りに入会している人がいると映画探しがはかどりますね。 あらすじ トムは死んだ恋人のギヨームの故郷を訪ね、葬儀に出席する。そこでギヨームの兄に暴力で脅された。トムは同性愛者であることを秘密にし、…

だめだった巫女さんがいいところ見せる回 小野不由美『ゴーストハント6 海からくるもの』感想

今回の表紙はニス塗りかな?それとも他の効果? あらすじ 依頼を受けてある家にやってきたSPRのメンバー。そこは代替わりするたびに人が死ぬ家だった。ナルが霊の攻撃を受けて憑依されてしまい、SPRのメンバーはナル抜きで調査を行うことに。はたして「呪い…

森の奥の洋館で人が消え続ける 小野不由美『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』感想

メタル系の紙に印刷されていてめっちゃギラギラした本です。 あらすじ 日本国の元首相から依頼を受け、森の奥の洋館にやってきたナルたち。そこは人が消える館だった。集められた他の霊能力たちと一緒に捜査を開始するが、人々が次々に消えていく。果たして…

座敷牢に閉じ込められた彼女はなぜ怖い話を集めるのか オキシタケヒコ『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し網』感想

よその読書ブロガーさんがおすすめされていたので気になった本。読み終わってから表紙を見るとなるほどなーと思います。 この本はブログの収益で買いました。ありがとうございます! あらすじ 新聞配達員の瑞樹は、ツナという座敷牢に閉じ込められた女の子に…

怪異が移動する学校で行われたあることとは 小野不由美『ゴーストハント4 死霊遊戯』感想

表紙がネタバレになっています。読み終わって初めて気づくレベルのネタバレなんですが。黒い部分は印刷がちょっと盛り上がってます。 あらすじ 心霊現象が多発する高校の調査に来たSPRのメンバー。生徒たちは学校の無意味な締め付けに不満を持っていた。除霊…

心霊事件の黒幕にひえっとなる 『ゴーストハント3 乙女ノ祈リ』感想

あらすじ SPRに持ち込まれる心霊相談。それはすべて同じ高校から持ち込まれたものだった。増え続ける怪談に頭を悩ませるSPRの面々。その解決には、麻衣の秘められた力がヒントになっていく。

沖縄を舞台に幻想と醜さの間を行く短編集 恒川光太郎『月夜の島渡り』感想

書籍概要 逃げ込んだ孤島にいた軟体動物との暮らし、何度も生まれ変わる女性が見た時代の流れなど、沖縄を舞台にした幻想小説短編集。

お姉さん巫女綾子がポンコツかわいい 小野不由美『ゴーストハント2 人形の檻』感想

今回の表紙箔押しですね。変わった箔の押し方です。 あらすじ SPR(渋谷サイキックリサーチ)の渋谷一也(ナル)と麻衣は、依頼を受けて怪現象の起こる洋館へ向かう。そこで別のルートで依頼されていた綾子と法生と出会い、協力して調査を進めていく。

怖くておかしくて美しい短編小説をアンソロジーに 西崎憲編訳『怪奇小説日和 黄金時代傑作選』感想

書籍概要 おどろおどろしく、怖くて、美しい。そんな怪奇小説の18編を、古典的なものから新感覚なものまで、一冊にまとめ翻訳したアンソロジー。

とても論理的なホラーミステリ 小野不由美『ゴーストハント1 旧校舎怪談』感想

コミカライズが面白かったので読んでみようという本です。 あらすじ 旧校舎には幽霊が出るという噂があった。麻衣はそこでゴーストハントをするという少年に出会う。除霊は他の霊能力者を巻き込み、謎を増していく。はたして旧校舎の幽霊の正体とは……。

「普通」へのコンプレックスから生まれてくる狂気が恐ろしい 舞台『孤島の鬼』配信感想

舞台好きの友人に強くおすすめされたので見てみました。 DMMの配信でいろいろ舞台映像を見れることに気づいてしまった……。気づいてはいけなかったかもしれません。(趣味が増えるという意味で) www.dmm.com あらすじ 簑浦は、真っ白な髪の毛を持つ青年だ。…

死にぞこないになった少年がグロい化け物を倒す 九岡望『ニアデッドNo.7』感想

『エスケヱプ・スピヰド』が面白かったのでありがとう課金もかねて購入しました。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ ある日、記憶を失い境死者(ニアデッド)として目覚めた少年赤鉄(アカガネ)。自分はなぜこんな体になったのか……。同じ境死者、紫遠(…

子どもたちのためにフランスのホラー短編をピックアップ 平岡敦 編訳『最初の舞踏会 ホラー短編集3』感想

岩波少年文庫は、だいたいの図書館にあるのでとっつきやすいですよね。買うとしてもそれほど高くないし。 書籍概要 グロデスクなものから幽霊者まで、短編ホラー小説を子ども向けに翻訳・編集したアンソロジー。英米編に続くフランス編。

オスカルは吸血鬼少女に何ができるのか ヨン・アイヴィテ・リンドグヴィスト『MORSE モールス 下』感想

吸血鬼小説を読んでみるシリーズ1-2。 あらすじ 連続殺人事件の容疑者として捕まった男。しかし警察は彼と対話することができなかった。一方オスカルは、エリの正体を打ち明けられる。近々ここを去るというエリに対して、オスカルはどうするのか……。

人々は狂気をどう見たか セイバイン・ベアリング=グールド『人狼伝説 変身と人喰いの伝説について』感想

人狼や吸血鬼について調べてみたくなったので借りてきた本です。 でっかい図書館はいろんな本が置いてあるから楽しい。 書籍概要 人間が狼に変身し、人々を襲うという「人狼」。そのルーツには人間から動物への変身にまつわる神話があった。人間の人喰いへの…

謎の少女がいじめられっ子の隣に引っ越して来る ヨン・アイヴィテ・リンドグヴィスト 『MORSE モールス 上』感想

ら 吸血鬼小説を探していて、Yahoo知恵袋の似たような質問に載っていた作品を入手しました。 しかし日本の小説はあまり上がってなかったですね。あるにはあるんでしょうが。 あらすじ いじめられている少年、オスカルの隣に引っ越してきたエリ。オスカルは神…

霊能力のある男装少女がひたすらかわいい 二宮酒匂『山内くんの呪禁の夏。』感想

どこかで聞いたことあるなあと思ったら小説家になろうの作品でした。たぶんTwitterで感想が流れてきたんだったかな。 ncode.syosetu.com あらすじ なぜかトラブルにばかり巻き込まれる少年、山内くん。彼は父親の故郷に向かい、霊能力者を訪ね、助言を請いま…

架空の島を舞台にしたちょっと怖いファンタジー 恒川光太郎『南の子供が夜いくところ』感想

南の島というと、八重山諸島に行ったときのことを思い出します。 ぼーっとするのにいいところでした。 あらすじ 少年、タカシは一家心中をするところを謎の女性、ユナに助けられます。彼が連れてこられたのはトロンバス島という南の島。そこではいつも不思議…

移植された眼球に導かれたどり着いた屋敷では… 乙一『暗黒童話』感想

めっっっちゃ怖かった……ホラー耐性はあるほうなのにガタガタ震えてしまいました。二度と読みたくないです。 あらすじ 事故にあい、記憶と片目を失った主人公。移植された眼球は、自分でない人の記憶を映し出しました。眼球を通して事件を目撃した主人公は、…

人の心とあやかしが交わり人をたぶらかす  『モノノ怪』感想

『モノノ怪』を見ました。 怖かった……。 モノノ怪+怪?ayakashi?化猫BOX [Blu-ray] 出版社/メーカー: 角川映画 発売日: 2011/04/06 メディア: Blu-ray 購入: 2人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (10件) を見る あらすじ 奇妙な格好をした薬売り。彼は…

日本の妖怪絵画が一堂に見れる! 『大妖怪展―土偶から妖怪ウォッチまで』行ってきたレポ

あべのハルカス美術館でやっている『大妖怪展』を見てきました。 いや~面白かったです。 yo-kai2016.com

ゾンビと青春ストーリーの奇跡のコラボ 大樹連司『オブザデッド・マニアックス』

『オブザデッド・マニアックス』を読みました。 一巻完結のおすすめライトノベル記事に載っていたものです。ガガガは一巻完結多いですね。 オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫) 作者: 大樹連司 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/12/17 メディア: K…

オタクの自己肯定感を上げてくれる 『ゴーストバスターズ』感想

『ゴーストバスターズ』を見てきました。 リメイク前のものは見てないので、それを踏まえてお読みください。 映画 『ゴーストバスターズ』予告1 あらすじ 大学で働くエリンは、ともにゴーストの本を書いた友人と再会。彼女は今でもゴーストの研究を続けてい…

懐かしい感じの虫ホラー 貴志祐介『雀蜂』感想

貴志祐介の『雀蜂』を読みました。 久しぶりの貴志祐介です。最近この方は長い作品が多いから気軽に試せませんでした……。 雀蜂 (角川ホラー文庫) 作者: 貴志祐介 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2013/11/08 メディア: Kindle版 この商品を含…

多重人格ホラーの元祖 スティーヴンソン『ジーキル博士とハイド氏』感想

『ジーキル博士とハイド氏』を読みました。 有名どころだけど実は読んだことなかった。 ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫) 作者: スティーヴンソン,Robert Louis Stevenson,田中西二郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1967/03/02 メディア: 文庫 購入: 4…

文豪たちが出会った幽霊たち『文藝怪談傑作選 特別篇 文藝怪談実話』感想

『文藝怪談実話』を読みました。ホラーが好きなので衝動買いした一冊。 文藝怪談実話―文豪怪談傑作選・特別篇 (ちくま文庫) 作者: 東雅夫 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2008/07/09 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (11件…