ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ミステリ

森の奥の洋館で人が消え続ける 小野不由美『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』感想

メタル系の紙に印刷されていてめっちゃギラギラした本です。 あらすじ 日本国の元首相から依頼を受け、森の奥の洋館にやってきたナルたち。そこは人が消える館だった。集められた他の霊能力たちと一緒に捜査を開始するが、人々が次々に消えていく。果たして…

失われた記憶の真実を知るとき、償いは始まる 『アリスの精神裁判』感想

『アリスの精神裁判』をクリアしました。 play.google.com アリスの精神裁判 SEEC Inc. ゲーム 無料 あらすじ 「視聴覚室で白ウサギが殺された」主人公、神崎ありすの学校にニュースが駆け巡る。精神裁判という奇妙な裁判にかけられたハートの女王。その理不…

怪異が移動する学校で行われたあることとは 小野不由美『ゴーストハント4 死霊遊戯』感想

表紙がネタバレになっています。読み終わって初めて気づくレベルのネタバレなんですが。黒い部分は印刷がちょっと盛り上がってます。 あらすじ 心霊現象が多発する高校の調査に来たSPRのメンバー。生徒たちは学校の無意味な締め付けに不満を持っていた。除霊…

心霊事件の黒幕にひえっとなる 『ゴーストハント3 乙女ノ祈リ』感想

あらすじ SPRに持ち込まれる心霊相談。それはすべて同じ高校から持ち込まれたものだった。増え続ける怪談に頭を悩ませるSPRの面々。その解決には、麻衣の秘められた力がヒントになっていく。

人がえげつない理由で死んでいくのに下世話な興味を持つ 京極夏彦『姑獲鳥の夏 下』感想

ちょっと時間が開いてしまったけど下巻を読んでいました。前巻の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 20か月以上孕んでいる女性、消えた赤ん坊、失踪した男……。謎が謎が呼ぶ館で、京極堂は謎解きをする。あらゆる因縁が明かされ、衝撃の事…

お姉さん巫女綾子がポンコツかわいい 小野不由美『ゴーストハント2 人形の檻』感想

今回の表紙箔押しですね。変わった箔の押し方です。 あらすじ SPR(渋谷サイキックリサーチ)の渋谷一也(ナル)と麻衣は、依頼を受けて怪現象の起こる洋館へ向かう。そこで別のルートで依頼されていた綾子と法生と出会い、協力して調査を進めていく。

おどろおどろしい話は面白いけれどとにかく長い 京極夏彦『姑獲鳥の夏 上』感想

Twitterでフォロワーさんのおすすめ小説として挙がっていたので読んでみました。 ときどき作風が似ていると言われるのだけど、私自身はあまり自覚がないです。 あらすじ 古本屋で拝み屋の京極堂と「私」は、20か月の間妊娠し続けている女性を調査すること…

とても論理的なホラーミステリ 小野不由美『ゴーストハント1 旧校舎怪談』感想

コミカライズが面白かったので読んでみようという本です。 あらすじ 旧校舎には幽霊が出るという噂があった。麻衣はそこでゴーストハントをするという少年に出会う。除霊は他の霊能力者を巻き込み、謎を増していく。はたして旧校舎の幽霊の正体とは……。

「普通」へのコンプレックスから生まれてくる狂気が恐ろしい 舞台『孤島の鬼』配信感想

舞台好きの友人に強くおすすめされたので見てみました。 DMMの配信でいろいろ舞台映像を見れることに気づいてしまった……。気づいてはいけなかったかもしれません。(趣味が増えるという意味で) www.dmm.com あらすじ 簑浦は、真っ白な髪の毛を持つ青年だ。…

謎めいた展開から、読者を突き放す G・J・チェスタトン『木曜の男』感想

いくつかのブログで紹介されていたので気になった本です。 いや~読むのが難しかった。 あらすじ 無政府主義者の団体の幹部「木曜」になった主人公は、そこで奇妙な体験をする。そこにちらつく自分たちのボス「日曜」の存在。果たして彼は何者なのだろうか。

メカメカしい世界観で謎解き合戦 『レイトン教授と最後の時間旅行』感想

何年単位で詰んでいるんだという話ですが、クリアしました。時間が空いてもなんとなくついて行けるゲームはありがたいですね。 あらすじ レイトン教授のもとに「未来のルーク」を名乗る人物から手紙が来る。彼らはタイムマシンに乗り、10年後のロンドンへ…

つまりジョンの嫁って最強じゃない? 『シャーロック シーズン3』感想

シャーロック追いついてしまいました。ちょっと寂しいです。シーズン4も放送予定があるらしいけど、BS入らないのでレンタルか配信を待たないと……。 あらすじ 死から帰還したシャーロック。ロンドンを離れている間に、ジョンは結婚することになっていた。シ…

ホータロー、走りながら推理する 米澤穂信『ふたりの距離の概算』感想

久しぶりの古典部シリーズです。ちんたら読んでいるけれど、間をおいても結構設定を覚えているからありがたいです。 楽天koboで買ったもの。 あらすじ 新年度になり、新入生の勧誘をしなければならなくなった古典部の面々。新入生が一人入ってくるが、マラソ…

図書館の中で起こるささやかな事件 緑川聖司『晴れた日は図書館に行こう ここから始まる物語』感想

シリーズ二巻目。この表紙かわいくて好きです。漫画絵なんだけど萌えっぽくなりすぎない塩梅が好きです。 あらすじ 読書が大好きな少女、しおり。彼女が通う図書館ではいつも不思議なことが起こります。いつの間にか置かれているドッグフードの缶、クリスマ…

語り部ジョンはシャーロックの心を知っていく 『SHERLOCK シャーロック シーズン2』感想

あらすじ なんとか宿敵、モリアーティとの対決を切り抜けたシャーロック。休む間もなく、次々に依頼が舞い込んでくる。やんごとなき女性の秘密の写真や、パスカヴィルの謎の犬。シャーロックは相棒・ジョンとともに事件を解決していきます。

ユーゴスラヴィアからやってきた彼女が帰る場所は 米澤穂信『さよなら妖精』感想

久しぶりに米澤穂信を読みました。 この人の描く小説の結末はだいたい辛くなるんですけど、今回もすごくつらかったです。読み終わってしばらくゾンビのようになっていました。 あらすじ 主人公は雨宿りをしていたユーゴスラヴィア人、マーヤと出会う。友人と…

変わり者の探偵に対するドライな視点『SHERLOCK シャーロック シーズン1』感想

kadokawa-d.jp あらすじ 戦場から帰還した軍医ジョン・ワトソンは、偏屈な探偵シャーロック・ホームズとルームシェアをすることに。彼は警察に協力する「諮問探偵」で……。 ブログやスマートフォンを駆使する、『シャーロック・ホームズの冒険』現代リメイク…

冴えない数学教師の生涯をかけた献身 『容疑者Xの献身』感想

容疑者Xの献身を見ましたよ! 実写化として評判がいいので、一度見てみたかった作品です。やっぱり愛の重い男は怖いです。 あらすじ 元夫を殺してしまったシングルマザー。隣人である石神は、彼女を警察から逃れさせるために暗躍します。一方彼は、警察に捜…

少年少女の出会いの行方は 桜庭一樹『GOSICK8 下 神々の黄昏』感想

やっと完結まで読めた! というわけでGOSICKの感想です。 あらすじ 母を身代わりにして牢獄から脱出したヴィクトリカ。彼女は旧世界から脱出するため海を目指します。果たしてもう一度一弥に出会うことができるのか。そして一弥は今何をしているのか……。

給食のデザートをいじめっ子から奪取せよ! アズミ『給食争奪戦』感想

小学生の頃の給食は何であんなにわくわくしたんでしょうね。 給食争奪戦 (電撃文庫) 作者: アズミ,すきま 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 発売日: 2014/06/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る あらすじ バレンタイ…

戦争のうねりに巻き込まれる二人 『GOSICK8上 神々の黄昏』感想

シリーズものがラストスパートになるとちょっと寂しさを感じますが、きちんと終わる作品のほうが幸せなんでしょうね。 GOSICK VIII 上──ゴシック・神々の黄昏── (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/09/01 メディ…

図書館で起こる小さな謎 緑川聖司『晴れた日は図書館へ行こう』感想

図書館に住みたいくらい図書館が好きです。 『晴れた日は図書館へ行こう』を読みました。 (P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル) 作者: 緑川聖司 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2013/07/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (…

これが王妃の薔薇色の人生 桜庭一樹『GOSICK7 薔薇色の人生』感想

『GOSICK7 薔薇色の人生』を読みました。 間が空いてもなんとなく話を覚えてるからありがたいです。わかりやすいってことなのかな。 GOSICK VII ──ゴシック・薔薇色の人生── (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2012/0…

少女を乗せてタクシーで逃避行 原田宇陀児『風に乗りて歩むもの』感想

一巻完結ライトノベルをぼちぼち読むキャンペーン中です。 そんな中の一冊『風に乗りて歩むもの』を読みました。 風に乗りて歩むもの (ガガガ文庫) 作者: 原田宇陀児,ringo 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2009/12/18 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: …

北の国で孤独な少女は運命の人と出会う 佐々木丸美『雪の断章』感想

『雪の断章』を読みました。 いつかの『活字倶楽部』に載っていたんですがいつの号かは忘れました。ちょっとネタバレがあるので畳みます。 雪の断章 (創元推理文庫) 作者: 佐々木丸美 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2008/12 メディア: 文庫 購入: 3人…

呪われた樹の秘密とは 『ケイゾク/特別篇 死を契約する呪いの樹』感想

『ケイゾク/特別篇 死を契約する呪いの樹』を見ました。 ケイゾク 特別編 PHANTOM ディレクターズカット.ver / 死を契約する呪いの樹 [DVD] 出版社/メーカー: TBS 発売日: 2000/09/21 メディア: DVD 購入: 1人 クリック: 23回 この商品を含むブログ (31件) …

仮面をかぶった乗客たちの一晩の悲劇『GOSICK6 仮面舞踏会の夜』感想

『GOSICK6 仮面部同会の夜』を読みました。 GOSICK VI ゴシック・仮面舞踏会の夜 (角川文庫) 作者: 桜庭一樹 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング) 発売日: 2010/11/25 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 11回 この商品を含むブログ (27…

見習い刑事が迷宮入り事件に挑む 『ケイゾク』感想(ネタバレあり)

TVドラマの『ケイゾク』を見ました。 序盤を見て放置してましたが、改めて見ると面白かったです。 とてもネタバレなので、続きを読むからどうぞ。 ケイゾク DVDコンプリートBOX 出版社/メーカー: キングレコード 発売日: 2006/04/26 メディア: DVD 購入: 4人…

二人はひとつひとつは二人 桜庭一樹『GOSICK5 ベルゼブブの頭蓋』感想

『GOSICK5 ベルゼブブの頭蓋』を読みました。 GOSICKはこのライトノベル版の挿絵入りのほうが好きで、探して読んでいるんですが、最近はなかなか見かけないですね。 GOSICK(5) ―ゴシック・ベルゼブブの頭蓋― (富士見ミステリー文庫) 作者: 桜庭一樹,武田日向…

優しい家族の愛のお話 小路幸也『東京バンドワゴン』感想

『東京バンドワゴン』を読みました。 読みたかったけれど後回しになってた一冊です。 東京バンドワゴン (1) (集英社文庫) 作者: 小路幸也 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/04/18 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 37回 この商品を含むブログ (108件…