ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

ファンタジー

『あやかし双子のお医者さん』は人と人が分かり合えないところが最高だよね【布教用記事】

今日の更新は、『あやかし双子のお医者さん』についてです。 布教用記事というのが需要があるっぽいので、ネタがある限りはときどき書いていきます。 この、『あやかし双子』はドキドキハラハラしたり伏線が巧妙だったりするタイプの作品とはちょっと違うん…

性欲と思慕の間で手綱を握れ―鈴木マサカズ『恋愛の神様』感想【AmazonPrimeリーディング】

今日の更新は、鈴木マサカズ『恋愛の神様』です。 この漫画はもうPrimeリーディングからはなくなってしまったみたいなんですけど……。面白いので気になったら読んでみてください。 あらすじ 31歳童貞の渡良瀬橋渡(わたらせばしわたる)。恋愛にコンプレッ…

日本文化×不思議の世界を味わおう! 和風ファンタジーおすすめ13選

素材:イラストAC(歩夢) https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=UcZy0agl&area=1 今日の更新は、和風ファンタジーのおすすめまとめです。 おすすめ記事を見ているとき、和風ファンタジーに特化したまとめはあまりなかったので、自分で書いてみま…

キャッチ―なストーリーはいいが構成に難あり―篠原悠希『後宮に星は宿る 金椛国春秋』感想

今日の更新は、篠原悠希『後宮に星は宿る』です。 タイトルが気になって一度読んでみたかった本です。 あらすじ 中華風の国金椛(ジンファ)国。そこで暮らしていた病弱な少年遊圭は、叔母が皇后になったことで親類縁者を皆殺しにされてしまう。皇帝に外戚は…

【考察】「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」がえぐい ~主人公の座をめぐる戦いについて~

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』を見ました。 いろいろ考えたことがあった作品なので、今回は感想ではなく考察を。 すっごくネタバレしてるのでご注意ください。 あと舞台の方は見てないので、その辺の情報が入ってないけど許してほしい。 あらすじ 聖翔…

ファンタジー×少年少女! 世界観が美しい! 荻原規子のおすすめ小説6選

素材:ぱくたそ https://www.pakutaso.com/ 今日の更新は荻原規子のおすすめまとめです。 アクセス解析で「荻原規子 おすすめ」で検索してきた人がいたので書いてみました。 こうして書いてみると、作品によってがっつり作風が変わる方ですね。 それではいっ…

ようこそ、恋と不思議の世界に! 恋愛ファンタジーおすすめ16選

素材:イラストAC(歩夢)https://www.ac-illust.com/main/profile.php?id=UcZy0agl&area=1 今回の更新は、恋愛ファンタジーのおすすめ記事です。 ファンタジーは数多く読んできましたが、恋愛に縛るとなかなか難しいです。私が読む者は、恋愛がメインでない…

はすに構えた主人公の決断が最高―城平京『雨の日も神様と相撲を』感想

今日の更新は、城平京『雨の日も神様と相撲を』です。 表紙のイラストがめちゃくちゃかわいいですね。 あらすじ 事故で両親を失った文季(ふみき)。引き取られた叔父の元に向かうと、そこはカエルを崇め、相撲を中心として生活している村だった。子どものこ…

女性不在の恋愛小説が興味深い―貴子潤一郎『12月のベロニカ』感想

今日の更新は貴子潤一郎『12月のベロニカ』です。 一巻完結のライトノベルを探していて見つけた作品。 あらすじ 「ベロニカの騎士」という十三人の騎士に選ばれた「私」。彼らは女神を降ろす少女「ベロニカ」を運ぶ役割を持っている。だが事件が起こり、一…

謎の村で起こるミステリ風ファンタジー―『SPECTER』感想

「はじめての繭期」というTRUMPシリーズをネット放映するイベントがあったので、生配信で見ました。 natalie.mu 感想を書くのをすっかり忘れてましたがTRUMPも見てます。 あらすじ 謎の連続殺人事件が起こっている村に、バンパイアハンターの臥萬里(がばん…

人外×女子高生のアイデアが迸る本―野干ツヅラ『午後五時四十六分 野干ツヅラ短編集』感想

今日の更新は野干ツヅラ『午後五時四十六分』です。 一冊完結漫画のまとめ買い、最後の本です。 表紙は多色刷りかな。かっこいいですね~。 あらすじ こっくりさん、透明人間、信号機……。愛を覚えるのは人間だけではない。人外と女子高生の恋と交流を描く短…

うろ覚えで見たら記憶以上に面白かった―『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』感想【Amazon Primeビデオ】

今日の更新は『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険』です。 最近心労が多いので、前向きになれる映画がいいな~と思ってチョイスしました。 あらすじ 「魔法が使えるようになったら楽なのに」と思ったのび太は、もしもボックスでこの世界を魔法の世界に変え…

面白いけど好みじゃなかった―扇風気周『視ル視ルうちに好きになる』感想

今日の更新は扇風機周(せんぷうき まわる)の『視ル視ルうちに好きになる』です。 一冊完結のライトノベルおすすめで出てきた作品です。 あらすじ 未来が見える神崎早苗と、生命力を吸い取ったり渡したりできる幽霊の三島洋平。ふたりは自分の能力を使って…

たらし王子と生きている薬の恋愛模様がかわいい―三田千恵『トリア・ルーセントが人間になるまで』感想

今日の更新は『トリア・ルーセントが人間になるまで』です。 私事ですが、いったん完成まで書いた記事が消えてショックです。もうやだ!! あらすじ ジンドランの王子ランスは、病気の王を助けるために薬の取引に向かう。そこで出会ったのはトリアと護衛のロ…

この世界をもっと読んでいたかった―海人井槙『はじまりの竜とおわりの竜』感想

今日の更新は、海人井槙『はじまりの竜とおわりの竜』です。 あらすじ 人の胎から生まれ出でて、雨を降らしたり不思議な力を使ったりする「竜」という生き物。その竜にかかわった者たちと、守る者たちを描いた連作短編。

片割れへの執着とストーカーダメ絶対―椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん六 雪女と遠い日の約束』感想

ちょっと毎日更新が崩れてすみません。ばたばたしているのでまた崩れるかも……。 今日の更新は、椎名蓮月『あやかし双子のお医者さん六』です。 今までの記事はこちら。 無駄のない設定と人物描写であやかしとの交流を描く 椎名蓮月『あやかし双子のお医者さ…

恋愛脳の主人公に厳しい周囲の人たち―チャーリー・N・ホームバーグ『硝子の魔術師』

今日の更新はチャーリー・N・ホームバーグ『硝子の魔術師』です。 タイトルはダブルミーニング。 前回の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ セイン師のもとで、紙の魔術の修行をするシオニー。彼女が見学していた紙の工場が、何者かによって…

見習い魔術師が、紙の魔法で師匠を救う チャーリー・N・ホームバーグ『紙の魔術師』感想

あらすじ 魔術が高度な専門技術とみなされている1900年代初めのロンドン。魔術師養成学院を卒業したシオニーは、金属の魔術師になりたかったのに、人気のない紙の魔術の実習を命じられた。そのうえ師匠の折り師セインは変わり者。だが気の進まない勉強を続け…

標本技師と事務員の密やかで耽美な恋 小川洋子『薬指の標本』再読感想

今日の本は『薬指の標本』です。 大学生のころから何回も読み返した本です。今回も読みたくなったので。 あらすじ 楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡……。人々が思い出の品々を持ち込む〔標本室〕で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプ…

英雄を召喚して魔術師たちがバトルする『fate/stay night Unlimited Blade Works』 0~12話までの感想

知り合いが好きなのでかなりネタバレを食らっているんですが、fateシリーズ自体は初見です。 あらすじ 遠坂凛をヒロインとするシナリオ。魔術師の名門で 遠坂家に育った凛は、亡き父への想いと共にアーチャーのサーヴァントを召喚し、聖杯戦争に参加する。し…

古代日本で日の神と水の神が争う 香村日南『蛇神の祈り』感想

蛇の話を読むシリーズ。 あらすじ 古代の大和(奈良)。そこでは水の神を奉じるものと、日の神を奉じるものとの争いがあった。誉田大王(ほむたのおおきみ)の息子として生まれた稚彦王子は、死のうとしている少女と出会うが……。

あったかいけどどこかドライな現代ファンタジー 椎名蓮月 あやかし系シリーズ感想記事まとめ

同世界観なので一緒にまとめておきます。 これ、シリーズ全体の名前はないんだろうか。

那須与一の霊に憑りつかれて弓道部へ 末羽瑛『キュードー・ライフ!』感想

あらすじ ひょんなことから那須与一の霊に憑りつかれた良治。彼はひとりきりで弓道部の活動をしていた鹿目梓に一目ぼれし、弓道部に入部する。良治はどんどん弓道の楽しさにのめり込んでいき……。

秋に閉じ込められたリプレイヤーたちのゆるい生活 恒川光太郎『秋の牢獄』再読感想

あらすじ 女子大生の藍は、自分が11月7日を繰り返していることに気づく。同じ境遇の「リプレイヤー」たちとつるみ、ループを楽しむ。しかし、「北風伯爵」という謎の存在がリプレイヤーたちを脅かしていて……。表題作含む三編を収録。

「役割」を持つ人たちの掌編集 いしいしんじ『雪屋のロッスさん』感想

あらすじ なぞなぞをするタクシー運転手、巨躯のプロバスケット選手、マッサージ上手な女性。何かの「役割」を持った人をテーマにした掌編集。

男二人の掛け合いが楽しい 野村美月『アルジャン・カレール 革命の英雄、或いは女王の菓子職人』感想

上巻の感想はこちら。 honkuimusi.hatenablog.com あらすじ 女王の菓子職人アルジャン・カレール。劇作家のオーギュストは彼になつき、あれこれ話をする。あるとき女王の権力の後ろ盾であるバルトレオンが敗走し、フロリアは戦争の危機に陥る。

「王子様」という抑圧からの解放 『少女革命ウテナ』25~39話までの感想

過去記事はこちら。 男装少女が決闘をして薔薇の花嫁を勝ち取った 『少女革命ウテナ』1~12話までの感想 ウテナに挑んでくる黒い薔薇のデュエリストたち 『少女革命ウテナ』13~24話までの感想 あらすじ 鳳暁生の干渉によって、ふたたびウテナに挑んでくる生徒…

時間ループと現代との類似性とこの先生き残るには 浅羽通明『時間ループ物語論』感想

久しぶりに評論系の本を読んで新鮮でした。そうそうこういう感じだった。 書籍概要 登場人物が同じ時間を繰り返す、時間ループ物語。古今東西の時間ループを紹介し、その傾向を分析。さらに、昔話や日本文学などの過去の作品から、時間ループの起源を探って…

花丸な男士たちの花丸な日々 『続 刀剣乱舞―花丸―』感想

そういえば見ていたのに感想を書いていなかったな、と思いまして。 あらすじ 前作で修行に旅立った大和守安定。彼を待つ加州清光は、新しい刀のお世話係に任命される。新しい刀が増え、新しい一年が始まる。刀剣男士たちはどのように季節を過ごしているのか……

ジェンダーあやふや和風伝奇漫画 枝屋初『ばけむこ』を読んでください

基本的に漫画は完結後まとめて感想を書いているんですが、この漫画は売れて続きが出てほしいので今! 感想を書きます。 少しだけネタバレ(全部ではないですが)なので気にする方は今すぐ買って読んでください。 comic.pixiv.net あらすじ 女性が短命な一族…