ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

家族

カナダから「弟の夫」がやってきた!―田亀源五郎『弟の夫』

レンタルコミックで『弟の夫』を読んでいました。 ラストが気になったので最終巻は電子書籍で買って読みました。 あらすじ・概要 シングルファザーとして娘を育てる弥一のもとに、ひとりのカナダ人男性が訪ねてくる。彼の名はマイク。弥一の「弟の夫」だとい…

兼業主夫になった放送作家の戦いと和解―杉山錠士・アベナオミ『新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~』

今日の更新は、作:杉山錠士・絵:アベナオミ『新ニッポンの父ちゃん~兼業主夫ですが、なにか?~』です あらすじ・概要 放送作家の著者は、兼業主夫として仕事の量を控え、家庭に入ることを決意する。妻に代わって保育所の送り迎えをする著者を待っていた…

地味なサラリーマンが社交ダンスに目覚める―『Shall we ダンス?』

今日の更新は、映画『Shall we ダンス?』の再視聴感想です。 年始に地上波放送があったので録画して見ていたもの。 あらすじ・概要 平凡なサラリーマン杉山正平は、帰り道の電車の窓から、ダンススクールにいる女性を見かける。その女性に興味を持った彼は…

親のもやもやがわかっていたたまれなくなってきた―青沼貴子『ママぽよ アンとリュウ 就職できるかな?』

今日の更新は、青沼貴子『ママぽよ アンとリュウ 就職できるかな?』です。 あらすじ・概要 短大も終わりに近づき就職活動を始めたアン。しかしそれはうまくいかず、やっと就職した会社でもすぐやめてしまう。一方父親の仕事を手伝っていたリュウも、父とけ…

終末になれば山伏修行をするサラリーマン夫―はじめ『ウチのダンナはサラリーマン山伏』

今日の更新は、はじめ『ウチのダンナはサラリーマン山伏』です。 あらすじ・概要 結婚相手は、週末に修行に行くサラリーマン山伏だった。新婚旅行は山、結婚式は仏式、交換する念珠にこだわる彼。山伏の独特の文化に振り回されつつも、著者は夫を通して修行…

発達障害の息子を得て惑う母親を描く―トマコ『うちの子って発達障害!? ただいま子育て迷走中』

あらすじ・概要 集団に参加できない、人と話すのが苦手……人とどこか違う著者の息子。彼は実は、発達障害だった。ことばの教室や通級教室などの教育サービスの助けを経て、少しずつ成長していく彼。母親の苦悩を描きながら、親が何ができるかを問うコミックエ…

アウトローの娘に生まれた人間の生活―松本耳子『毒親こじらせ家族』

今日の更新は、松本耳子『毒親こじらせ家族』です。 あらすじ・概要 著者の父親はヤクザだった。そして、倫理観のない父親に振り回される家族たちも、どこかおかしくて……。アウトローの娘として生まれた著者が、その家庭を面白おかしく語ったコミックエッセ…

レズビアンカップルの精子提供ドナー探し―東小雪・増原裕子『女どうしで子どもを産むことにしました』

今日の更新は、東小雪・増原裕子『女どうしで子どもを産むことにしました』です。 あらすじ・概要 レズビアンカップルである著者ふたりは、「子どもを産みたい」という気持ちが高まり、精子ドナーを探し始める。しかし、なかなかドナーと著者たちの希望に折…

アメリカでアスペルガ-の子を子育て―佐藤エリコ『まさか!うちの子アスペルガー?セラピストMママの【発達障害】コミックエッセイ』

今日の更新は、佐藤エリコ『まさか!うちの子アスペルガー?セラピストMママの【発達障害】コミックエッセイ』です。タイトル長いな! あらすじ・概要 アメリカに在住するイラストレーターの著者。その息子が、どうやら発達障害らしい……。強いこだわり、執拗…

男性介護士、両親の介護のためにUターンする―八万介助『両親認知症Uターン すっとこ介護はじめました!』

今日の更新は、八万介助『両親認知症Uターン すっとこ介護はじめました!』です。 あらすじ・書籍概要 49歳で介護ヘルパーになり、介護士としてキャリアを積んできた著者。しかし両親の認知症が進行し、故郷に帰らなければならなくなる。著者がそこで見たの…

イラストレーターの妻が過酷な抗がん剤治療に直面―柏原昇店『ちびといつまでも ママの乳がんとパパのお弁当と桜の季節』

今日の更新は、柏原昇店『ちびといつまでも ママの乳がんとパパのお弁当と桜の季節』です。 あらすじ・書籍概要 イラストレーターの柏原昇店。彼の妻が、乳がんであることがわかる。夫婦は、戸惑い悩みながら、抗がん剤治療を選択。つらく厳しい闘病生活が始…

漫画家、すい臓がんになった母親を看取る―瀧波ユカリ『ありがとうって言えたなら』

今日の更新は、瀧波ユカリ『ありがとうって言えたなら』です。 あらすじ・書籍概要 漫画家である著者の母親が、すい臓がんだと告知される。余命は長くて1年。姉のいる大阪に母は移り、著者はそこへ何度も通う。世話をする姉につらく当たったり、いらいらし…

漫画でわかる色弱の子どもの支援法―カラーユニバーサルデザイン機構『コミックQ&A 色弱の子どもがわかる本』

今日の更新は、『コミックQ&A 色弱の子どもがわかる本』です。 最近色覚異常の話題を見かけることが多いので、調べてみたくて読んだ本。 あらすじ・書籍概要 普通の人と色の感じ方が違う色弱。特定の色が見分けづらく、日常生活で困りやすい。その子どもに、…

シベリア抑留から帰ってきた父親の戦後個人史―小熊英二『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後』

今日の更新は、小熊英二『生きて帰ってきた男――ある日本兵の戦争と戦後』です。 あらすじ・書籍概要 北海道の佐呂間に生まれた少年謙二は、1944年に出征する。その先でシベリアへと連れていかれ、抑留生活が始まった。著者が自身の父から人生を聞き取り、補…

ひきこもりの弟が初対面の女性と結婚する―葦舟ナツ『ひきこもりの弟だった』

今日の更新は葦舟ナツ『ひきこもりの弟だった』です。 あらすじ・書籍概要 ひきこもりの兄と、彼を過保護に世話する母との関係がトラウマになっている「僕」。彼は初対面の女性、千草から結婚することを持ちかけられる。僕と彼女は、穏やかに生活を送ってい…

不登校少女が大学に受かるまで―青木光恵『不登校の17歳 出席日数ギリギリ日記』

今日の更新は、青木光恵『不登校の17歳』です。 あらすじ・書籍概要 中学生の時から不登校で、ぎりぎりの状態で高校に受かった娘。しかしそこでも学校になじめず、休みがちになってしまう。出席日数の綱渡りをしながら、どうにか高校を卒業しようとする姿を…

もしも愛した人が被差別部落の人だったら―齋藤直子『結婚差別の社会学』

今日の更新は齋藤直子『結婚差別の社会学』です。 あまり読まないジャンルの本だけれど、面白いと聞いて読んでみたくなりました。 あらすじ・書籍概要 「被差別部落出身だから」ということで結婚に反対される人々がいる。著者は実際に結婚差別を受けた部落出…

継母となった女性がいきなり子育て初体験―ネコおやじ『初婚でいきなり2人の子持ちになりました』

今日の更新は、ネコおやじ『初婚でいきなり2人の子持ちになりました』です。 あらすじ・書籍概要 好きになった人は、子持ちだった。シングルファザーと結婚した著者は、血のつながらない子どもたちを育てることになる。それは、葛藤と悩みの連続で……。継母…

独裁政権指導者の父の影に惑い悩む子どもたち―タニア・クラスニアンスキ『ナチの子どもたち 第三帝国指導者の父のもとに生まれて』

今日の更新は、タニア・クラスニアンスキ『ナチの子どもたち 第三帝国指導者の父のもとに生まれて』です。 あらすじ・書籍概要 ナチス政権が崩壊したあと、その指導者の家族はどうなったのか。子どもたちを追跡し、彼らの行動から「親の罪を背負うとはどうい…

家族を求めてさまよう男の人生とは―オノ・ナツメ『not simple』

今日の更新は、オノ・ナツメ『not simple』です。 あらすじ・書籍概要 父親から「恋人を殺す」という脅しを受け、アイリーンはイアンという浮浪者の男と一緒に行動する。彼を父親に恋人と勘違いさせ、実の恋人を守る作戦だったが……。家族を求めて放浪するイ…

学校をやめてダンスをした少女の青春―青沼貴子『かわいいころを過ぎたら アン18歳』

今日の更新は、青沼貴子『かわいいころを過ぎたら アン18歳』です。 あらすじ・書籍概要 手のかからない子だった娘、アン。彼女は高校二年生で、「学校をやめてダンスに専念する」と宣言する。著者は、アンの本気を信じて通信制高校に転校させる。果たして彼…

ピジョットだけですべてを許せるポケモン映画―『名探偵ピカチュウ』

『名探偵ピカチュウ』見てきました! やったポケモンはプラチナバージョンが最後です。 あらすじ 父親の事故死の知らせを聞いてライムシティにやってきたティム。ティムは父親の家で父のパートナーポケモンだったピカチュウに出会った。なぜかピカチュウの言…

不妊治療の果てに養子を迎えるということ―後藤絵里『産まなくても、育てられます 不妊治療を超えて、特別養子縁組へ』

あらすじ・書籍概要 「特別養子縁組」とは、育て親との関係を断絶し、ほぼ実子と同じ扱いになる養子縁組の仕組み。終わりの見えない不妊治療から特別養子縁組に挑戦した夫婦のエピソードやを紹介し、特別養子縁組をするための手続きについて解説した本。

親と暮らせない子どもを引き取った夫婦たち―村田和木『「家族」をつくる―養育里親という生き方』

今日の更新は、村田和木『「家族」をつくる―養育里親という生き方』です。 家族制度について調べる流れで、里親家庭にも手を伸ばしてみることにしました。 あらすじ・書籍概要 事情があって親と一緒に暮らせない子どもたちに家庭を提供する「里親制度」。実…

養子エッセイと言うより子育てエッセイ―古泉智浩『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』

今日の更新は、古泉智浩『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』です。 あらすじ・書籍概要 子宝に恵まれず、里子を迎えた著者夫婦。里子を特別養子縁組する手続きを始める。特別養子縁組とは、ほぼ実子と同等に戸籍に書かれる養子縁組方法。ふた…

家族問題で皮肉めいた語り口はいただけない―藤沢数希『損する結婚 儲かる離婚』

今日の更新は、藤沢数希『損する結婚儲かる離婚』です。 家族制度について調べるシリーズ。 皮肉はいらない 事実を教えて あまり離婚するときのお金のことは考えたことがなかったので、「コンピ地獄」というものが存在するとは知らなかったです。 離婚しよう…

共働き世帯が広げてしまった社会の格差―筒井淳也『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』

今日の更新は、筒井淳也『結婚と家族のこれから』です。 家族制度について調べてみたくて手に取った本です。 あらすじ・書籍概要 「夫は外で働き、妻は家で家事」という家族モデルは、最近作られたものにすぎなかった。その形態に至るまでの家族制度の変遷を…

女性男性の共同育児をクールに見つめる―うめ『イクメンと呼ばないで ニブンノイクジ』

今日の更新は、うめ『イクメンと呼ばないで ニブンノイクジ』です。 あらすじ 漫画家のうめこと妹尾朝子と小沢高広。夫婦で漫画を描いているふたりに子どもができた。ふたりで五分五分の家事と育児をするうちに、「育児の世界」が女性中心に作られていること…

少し抜けている母と姉妹の日常―たかぎなおこ『30点かあさん』

厳密にはコミックエッセイではないかもしれないんですが、一応このカテゴリにさせてください。 あらすじ 化粧品のセールスの仕事を始めた母。こだまとのぞみの姉妹は会社の託児所に預けられる。しかしそこの託児所をあまり好きになれず……。想像も交えて母親…

パニック障害を抱えながらの子育て―青柳ちか『パニックママでもいいじゃない』

今日の更新は、青柳ちか『パニックママでもいいじゃない』です。 あらすじ 著者は第一子妊娠中に電車や外出先でパニックを起こすようになる。出産後もそれは続き、病院に行ったところ「パニック障害」だと診断された。子育てしながら薬を飲み、治療を試みる…