ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

家族

介護、老人ホーム、家を建てる。認知症の家族と暮らすコミックエッセイおすすめ5選

介護の話題は結構興味があって、見かけると読んでしまいます。 今日はコミックエッセイの中から認知症の家族と暮らす生活を描いた作品をピックアップしました。 認知症の祖母のために被災地に家を建てる『ナガサレール・イエタテール』 東日本大震災の津波に…

統一教会を抜け出した宗教二世たちの座談会―たんぽぽ『元宗教二世午後のないしょ話』

あらすじ・概要 統一教会を信仰する両親の元に生まれた三人の女性。今は教会とは距離を置き、パートナーと日常を送っている。女性たちは対談形式で過去のことを思い出し、当時の苦しみを語る。他の宗教二世たちにエールを送る本。

認知症の祖母のために東日本大震災で流された家を再建―ニコ・ニコルソン『ナガサレール イエタテール』

あらすじ・概要 東日本大震災の津波により、家が流されてしまった著者の実家。認知症が進み、故郷を恋しがる祖母のために、母は家の建て直しを決意。しかしそんな折、母ががんに侵されてしまう。著者は認知症の祖母と病気の母に代わって、実家を建てる音頭を…

子どものいない夫婦がお互いのために死に支度を始める―堀田あきお&かよ『おふたりさま夫婦、老活はじめました。どうなる!?私たちの老後』

あらすじ・概要 子どもがいない、自営業の夫婦である堀田あきお&かよの夫婦。あちこちに体にガタが来始め、老いた親の介護も行う中で、ふたりは自分たちの死について考えるようになる。遺言書を用意したり、入棺体験をしたり、夫婦はよりよく死ぬための「老…

子どもがいなくなった家でパートナーとどう暮らすか―青沼貴子『夫とふたりでもうまく暮らすコツ『ママはぽよぽよザウルスがお好き』ダーリンとのその後』

あらすじ・概要 子どもたちが独り立ちし、夫婦ふたりで過ごすことが多くなった著者。子どもという共通の話題がなくなった間柄で、何を話せばいいのか……。ふたり暮らしの愚痴を交えつつ、夫婦で老いていくことを描いたコミックエッセイ。

イラストレーターがドタバタしながら出産を目指す―たかはしみき『ニンプ道』

あらすじ・概要 夫とふたり暮らしだったが、ある日思い立って子どもを持つことにした著者。妊活の過程から、妊娠初期の不安やホルモンバランス、お腹が大きくになるにつれての困りごとなど、妊娠の過程を詳細に描く。働きながら妊婦でいることは、大変なこと…

少女は己の生を肯定するためにエッチな本を探す―倉金篤史『PiNKS』

あらすじ・概要 性の目覚めを迎えつつある小学5年生・弥彦は、隠れてエッチな本を買ったところを更紗に見つかる。更紗はエッチな本を「人の愛と美と性を記録した禁書」だと思っており、更紗に振り回される形で弥彦はエッチな本を探す羽目になる。更紗がエッ…

社会のヒーローなら何でも許されるわけではないです―『ゴヤの名画と優しい泥棒』

あらすじ・概要 イギリスの老人、ケンプトン・バントンは老人や寡婦もBBCの放送料を払わなければならないことに憤りを感じ、息子とふたりで社会活動をしていた。政治活動のためにロンドンに向かったケンプトンは、そこでナショナル・ギャラリーのゴヤの名画…

平凡なゲーム好きの少年が父の家出をきっかけに異世界へ行く―宮部みゆき『ブレイブストーリー (1)幽霊ビル』

あらすじ・概要 ゲーム好きの小学生の亘は、両親と平穏に暮らしていた。ある日、亘のクラスに芦川という転校生がやってくる。芦川に話しかけようとする亘だったが、冷たくあしらわれてしまった。そんな折、亘の父親が家を出て行ってしまう。彼は亘の母と離婚…

ファミリーレストランの歴史から見る日本の家族と外食の関係―今柊二『ファミリーレストラン 「外食」の近現代史』

あらすじ・概要 日本各地にあるファミリーレストラン。それらはどこから来たのか。明治初期のデパートの食堂から始まって、郊外の路面店やショッピングモールに入るまで、ファミリーレストランの歴史を追っていく。そこには、日本における家族と外食の関係が…

フランスの三兄妹が迷惑かけたりかけられたり―『ローラとふたりの兄』

パネルに顔が反射しないようにしたら写真が変な角度になってしまいました。 あらすじ・概要 月初めの木曜日には両親の墓の前に集合する習慣のある、ローラとふたりの兄。ピエールは三回目のブノワの結婚式で、新婦の名前を忘れるという失態を犯してしまう。…

結婚式をすることになった夫婦が迷走するドタバタ劇―たかはしみき『結婚式っておもしろい?!?』

あらすじ・概要 イラストレーターとデザイナーの夫婦が結婚した。結婚式はやらないつもりだったが、「あいさつ回りをしなくていい」という理由からやることに。しかしこれが、大きな困難の始まりだった。かさんでいく予算、席次決めや紙ものの準備にかかる時…

国際結婚した女性が、語学学校に通いながらドイツ文化に触れる―白乃雪『とつげきドイツぐらし!』

あらすじ・概要 国際結婚し、ドイツに移住することになった著者。語学学校でドイツ語を学びながら、ハンブルグの町で暮らしていく。目の当たりにしたのはドイツ文化と日本文化の違いだった。ドイツ人の興味深い習慣や、クリスマスや新年などの年中行事まで、…

煮え切らない内容で面白くなかった―鈴木伸元『加害者家族』

あらすじ・内容 ある日自分の家族が加害者になったら……。犯罪者の数だけ加害者家族がいる。家族らはいやがらせや脅迫を受け、住んでいた土地から逃げざるを得ない場合も多くある。被害者への罪悪感と「まさかうちの家族が」という感情の間で揺れながらも、過…

脳に関するテクノロジーで否応なく自分と向き合わされる―Ququ『死んだ彼氏の脳味噌の話』

あらすじ・概要 脳に関する技術を提供する会社、「ブレブレブレイン」。死んだ人間の脳みそを最愛の人に届けるサービス、暴力的な子どもをいい子にする機械、「彼を大好きだったあの日」に戻れる薬。彼らの技術は人々の心に波を起こし、否応なく自分自身と向…

女装癖のあるトラブルメーカーの弟とトンチキ展開に巻き込まれる―我鳥彩子『うちの中学二年の弟が』

あらすじ・概要 湖子には、六区という弟がいる。彼は女装癖があり、少女漫画ばりの妄想を展開し、トラブルに頭を突っ込む中学二年の少年だった。六区が何かに頭を突っ込むたび、湖子もそれに巻き込まれて翻弄される。奇妙な姉弟の関係を描いた連作短編。

日本精神を鼓舞する作風だった画家は、戦後に身の置き所がなくなる―カズオ・イシグロ『浮世の画家』

あらすじ・概要 戦中、日本精神を鼓舞する作風で評価を得た画家の小野。しかし戦後の社会では、小野は息苦しい生活をしていた。娘の縁談は破綻になり、かつての弟子たちや娘婿からは冷たくされる。小野は、かつての自分を回想しながら、今生きている日本で身…

パワフルで正直なフィリピン出身の妻に振り回されている―前田ムサシ『フィリピンかあちゃん奮闘記』

あらすじ・概要 漫画家として芸の肥やしに行ってみたフィリピンパブで、出会った今の妻。結婚してみると、彼女はパワフルで正直で、強烈な個性の持ち主だった。著者は彼女に振り回される日々を送るが……。フィリピン人の家族と暮らす日々を、4コマで描くコミ…

減点要素が多すぎておすすめできない―『カラフル』(アニメ映画版)

あらすじ・概要 死んだ「僕」は、プラプラという少年に「抽選に選ばれました」と言われる。罪を犯した「僕」は本来生まれ変われないが、現世にホームステイし自らの罪に気づくことができれば輪廻の輪に戻れるという。「僕」はやる気がないながらも小林真とい…

三つ子を出産し育てた著者の母親は、義父母とともに育児に忙殺されていた―お肉おいしい『三つ子産んだら死にかけました。』

あらすじ・概要 著者は三つ子の姉妹のひとりである。その母親は、どのように三つ子の子育てを乗り切ったのか……。出産で死にかけた経験から、義父母や実母を巻き込んで三人の赤ん坊を育てる苦労、そして白血病疑惑でまた入院など。波乱万丈な出産、育児をコミ…

それぞれ秘密を持った夫婦が殺し合ってトリック合戦―藤石波矢・辻堂ゆめ『昨夜は殺れたかも』

あらすじ・概要 ラブラブな主婦とサラリーマンの夫婦、藤堂光弘と咲奈。しかしふたりには秘密があった。光弘は咲奈の不倫を疑い、咲奈は光弘が自分の財産を狙っていると疑った。ふたりは愛のない相手を殺そうと、何回もトリックを重ねる。しかし、それはあと…

エホバの証人を信じていた女性が棄教したその後―たもさん『カルト宗教やめました』

あらすじ・概要 母親が信じていた宗教、エホバの証人から抜け出し、新しい人生を歩み始めた著者一家。日常の変化に戸惑いながらも、ずっと教義の影響でできなかったこと、やりにくかったことを少しずつこなしていく。また、未だエホバの証人の信者である実母…

結婚して子どもを持ったことをきっかけにエホバの証人から脱出―たもさん『カルト宗教信じてました』

あらすじ・概要 母親が「エホバの証人」に入信し、自らもエホバの証人に引き入れられてしまった著者。幼いころ頭に刷り込まれた価値観を、当たり前のものとして暮らしてきた。しかし信者の中では不真面目な夫と結婚し、子をもうけてから、少しずつ団体に疑念…

食いしん坊の妃が、略奪婚させられてそこで生きる道を探す―喜咲冬子『流転の貴妃 或いは塞外の女王』

あらすじ・概要 皇帝の貴妃の中で一番の不美人だったことから、異民族の王に外交の道具として嫁ぐことになった柴紅玉。しかしその婚礼へと向かう途中で襲われ、略奪された先の氏族で「妻」になるはめになる。そこでめあわせられたのは、アマルという年下の少…

高飛車貴族がダンピールの父親になるまで―『グランギニョル』

あらすじ・概要 吸血種でありながら家に身重の人間の女をかくまったダリ・デリコは、その責任を問われ血盟議会を休職させられ、その間にある事件の調査を頼まれる。吸血種の少年少女が失踪しているという事件だ。下級議員とヴァンパイア・ハンターとともに、…

引っ越してきた少女は、未来を予言する弟が気になり町の未来視伝説を調べる―米澤穂信『リカーシブル』

あらすじ・概要 家庭の事情で母と弟と引っ越してきた越野ハルカは、弟のサトルが未来を言い当てるような言動をしていることに気付く。この町には、タマナヒメという予言をする女性の伝説があるらしい。タマナヒメについて調べ始めたハルカは、大人たちの思惑…

自殺した少年の体の中に入り、その家族と向き合いながら己の罪を思い出す―『カラフル』森絵都

あらすじ・概要 罪を犯して死んだ「ぼく」は、プラプラという天使から再チャレンジの機会を案内された。次の人生に転生するには、自殺をした真という少年の身体にホームステイして自らの罪について思い出さなければいけないと言う。「ぼく」は真として生活す…

「うまく母親になれない」女たちが子どもたちを生かすために戦う―須賀しのぶ『MAMA』

あらすじ・概要 運び屋を営んでいる少女・マイカと母ミリの元にハヅキという男がやってくる。彼は宇宙船が次々と消える場所・シャハイに運んでくれと依頼する。お金に困っていたマイカはそれを引き受けた。しかしハヅキの母で研究者だったシマと、ミリとは、…

「ひとりで働く」女性の描かれ方から時代の流れを感じる―阿部川キネコ『ミス&ミセス』

あらすじ・概要 独身でイラストレーターをやっている角田美子と、主夫の丸山紀子は親友同士。バリバリ働いている美子と、子育てに忙しい紀子では、生き方も価値観も違う。しかし違う立場だからこそ話せることもあって……。対照的な二人の友情を描いた四コマシ…

高校生が神様の言うことを聞いていたら強迫神経症と摂食障害になった―もつお『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』

あらすじ・概要 ごく普通の高校生の著者は、ある日神様の声が聞こえるようになった。神様の「〇〇を触れ」という命令に従うと、心が安らかになる。しかしそれに従っているうちに、どんどん命令は増え、食事まで禁止されてしまう。著者はどんどんやせ細り、家…