ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

家族

三つ子を出産し育てた著者の母親は、義父母とともに育児に忙殺されていた―お肉おいしい『三つ子産んだら死にかけました。』

あらすじ・概要 著者は三つ子の姉妹のひとりである。その母親は、どのように三つ子の子育てを乗り切ったのか……。出産で死にかけた経験から、義父母や実母を巻き込んで三人の赤ん坊を育てる苦労、そして白血病疑惑でまた入院など。波乱万丈な出産、育児をコミ…

それぞれ秘密を持った夫婦が殺し合ってトリック合戦―藤石波矢・辻堂ゆめ『昨夜は殺れたかも』

あらすじ・概要 ラブラブな主婦とサラリーマンの夫婦、藤堂光弘と咲奈。しかしふたりには秘密があった。光弘は咲奈の不倫を疑い、咲奈は光弘が自分の財産を狙っていると疑った。ふたりは愛のない相手を殺そうと、何回もトリックを重ねる。しかし、それはあと…

エホバの証人を信じていた女性が棄教したその後―たもさん『カルト宗教やめました』

あらすじ・概要 母親が信じていた宗教、エホバの証人から抜け出し、新しい人生を歩み始めた著者一家。日常の変化に戸惑いながらも、ずっと教義の影響でできなかったこと、やりにくかったことを少しずつこなしていく。また、未だエホバの証人の信者である実母…

結婚して子どもを持ったことをきっかけにエホバの証人から脱出―たもさん『カルト宗教信じてました』

あらすじ・概要 母親が「エホバの証人」に入信し、自らもエホバの証人に引き入れられてしまった著者。幼いころ頭に刷り込まれた価値観を、当たり前のものとして暮らしてきた。しかし信者の中では不真面目な夫と結婚し、子をもうけてから、少しずつ団体に疑念…

食いしん坊の妃が、略奪婚させられてそこで生きる道を探す―喜咲冬子『流転の貴妃 或いは塞外の女王』

あらすじ・概要 皇帝の貴妃の中で一番の不美人だったことから、異民族の王に外交の道具として嫁ぐことになった柴紅玉。しかしその婚礼へと向かう途中で襲われ、略奪された先の氏族で「妻」になるはめになる。そこでめあわせられたのは、アマルという年下の少…

高飛車貴族がダンピールの父親になるまで―『グランギニョル』

あらすじ・概要 吸血種でありながら家に身重の人間の女をかくまったダリ・デリコは、その責任を問われ血盟議会を休職させられ、その間にある事件の調査を頼まれる。吸血種の少年少女が失踪しているという事件だ。下級議員とヴァンパイア・ハンターとともに、…

引っ越してきた少女は、未来を予言する弟が気になり町の未来視伝説を調べる―米澤穂信『リカーシブル』

あらすじ・概要 家庭の事情で母と弟と引っ越してきた越野ハルカは、弟のサトルが未来を言い当てるような言動をしていることに気付く。この町には、タマナヒメという予言をする女性の伝説があるらしい。タマナヒメについて調べ始めたハルカは、大人たちの思惑…

自殺した少年の体の中に入り、その家族と向き合いながら己の罪を思い出す―『カラフル』森絵都

あらすじ・概要 罪を犯して死んだ「ぼく」は、プラプラという天使から再チャレンジの機会を案内された。次の人生に転生するには、自殺をした真という少年の身体にホームステイして自らの罪について思い出さなければいけないと言う。「ぼく」は真として生活す…

「うまく母親になれない」女たちが子どもたちを生かすために戦う―須賀しのぶ『MAMA』

あらすじ・概要 運び屋を営んでいる少女・マイカと母ミリの元にハヅキという男がやってくる。彼は宇宙船が次々と消える場所・シャハイに運んでくれと依頼する。お金に困っていたマイカはそれを引き受けた。しかしハヅキの母で研究者だったシマと、ミリとは、…

「ひとりで働く」女性の描かれ方から時代の流れを感じる―阿部川キネコ『ミス&ミセス』

あらすじ・概要 独身でイラストレーターをやっている角田美子と、主夫の丸山紀子は親友同士。バリバリ働いている美子と、子育てに忙しい紀子では、生き方も価値観も違う。しかし違う立場だからこそ話せることもあって……。対照的な二人の友情を描いた四コマシ…

高校生が神様の言うことを聞いていたら強迫神経症と摂食障害になった―もつお『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』

あらすじ・概要 ごく普通の高校生の著者は、ある日神様の声が聞こえるようになった。神様の「〇〇を触れ」という命令に従うと、心が安らかになる。しかしそれに従っているうちに、どんどん命令は増え、食事まで禁止されてしまう。著者はどんどんやせ細り、家…

虐待されていた著者が、自らの息子を虐待しないためにニャンちゅうになりきる―あらいぴろよ『ワタシはぜったい虐待しませんからね!』

あらすじ・概要 父親に虐待されて育った著者は、結婚して息子を産んだ。過去のトラウマから決して虐待しないと誓うも、思い通りにならない育児に疲弊していき、ついに手を上げかけてしまう。このままではいけないと、育児のイライラをコントロールするために…

毒家族と暮らしていた女の子が、家を出て自分の世界を見つけるまで―原わた『ゆがみちゃん 毒家族からの脱出コミックエッセイ』

あらすじ・概要 毒家族の家庭に育った著者は自分自身を「ゆがみちゃん」というキャラクターに投影し、漫画として過去をつづる。父、母、祖母にゆがみは暴言を吐かれ続けていた。さらに男尊女卑の家庭で男子である兄は不合理にえこひいきされている。家族を嫌…

お金の管理が苦手な妻のためにシステムを変えたら経済状況が好転した―二ノ宮との・横山光昭『お金オンチ夫婦 借金500万からのビンボー脱出大作戦』

あらすじ・概要 妻のリボ払いでの失敗を漫画にしたことをきっかけに、家庭の経済状況を改善する漫画を依頼された著者。ファイナンシャルプランナーと協力して工夫しようとするも、肝心の妻は乗り気ではなく……。しかしアイデアを実行していくうちに、夫婦は金…

不妊治療に挑戦した五年間の決断―海原こうめ『私が不妊治療をやめたわけ』

あらすじ・概要 30代前半に結婚した著者夫婦は、妻がチョコレート嚢胞を患ったことをきっかけに不妊治療を始める。しかしタイミング法ではなかなかできず、人工授精や顕微授精のステップに突入することに。質のいい卵子が採取できないことへの葛藤、男女の意…

日本人女性が家族とともにロンドン暮らし―玖保キリコ『ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ!』

あらすじ・概要 イラストレーターの著者は夫と子どもとともに、イギリスの首都ロンドンで暮らしている。ロンドンでの暮らしは文化の差を強く見せつけられることが多い。外国人から見たロンドンの姿を、エッセイと漫画で語る。

軽い気持ちで認知症の祖父母と同居したら大変なことになりました―青山ゆずこ『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。 祖父母そろって認知症』

あらすじ・概要 著者の母方の祖父母は、夫婦そろって認知症になってしまった。軽い気持ちから祖父母の家に住むことを家族に申し入れた著者だったが、それが過酷な介護の始まりだった。暴力・暴言が激しく介護サービスを拒む祖母と、他の人間に興味を示さない…

不妊治療をする夫婦の心の揺れ動き―原田あきお&かよ『不妊治療、やめました~ふたり暮らしを決めた日~』

あらすじ・概要 子宮筋腫をきっかけに、子どもを作ることを決意した漫画家夫婦。しかし妻のかよは、子どもができにくい体質だった。一度の流産を経て、人工授精という西洋医学から、東洋医学漢方の漢方も試すが、結果は芳しくない。やがて体外受精しかないと…

【実録・体験談】コロナ禍の中で祖母の葬儀に出た

このブログには書いていなかったんですが、2週間ほど前母方の祖母が亡くなり、その葬儀に出席しました。 コロナ禍の中でのお葬式の記録として書き残しておきます。 個人が特定できないようところどころにフェイクを入れているので、話半分に聞いてください。…

人生の絶望と孤独とそれでも存在する救い―『連続テレビ小説 おちょやん』

あらすじ・概要 実の父親に奉公に出され、道頓堀の芝居茶屋にやってきた竹井千代は、そこで見た芝居に心を打たれて役者を目指す。女性ばかりの一座で下働きをしたり、映画に出演したりの過程を経て道頓堀に戻り、そこで鶴亀家庭劇という喜劇一座に所属する。…

働かない弟を養いながら支える姉の距離感がいい―沼津マリー『実家からニートの弟を引き取りました』

あらすじ・概要 著者には高校を辞めて以来、引きこもってゲームばかりしている弟がいる。親孝行のために彼を東京のワンルームに引き取り、社会復帰を支援することに。まずは漫画のアシスタントを頼み、履歴書に書けることを増やそうとするが、弟はやはりゲー…

子どもっぽい雰囲気の作品にお色気描写入れるのやめよう―からて『押し入れの中のダンジョンクラフト』

あらすじ・概要 高校生の「僕」は寮の押し入れの中にダンジョンが広がっていることに気づく。そこにいたのは、死んだはずの妹、あーちゃんだった。あーちゃんと一緒にダンジョンを発展させていく僕だったが、そこには不穏な侵入者が現れる。あーちゃんはなぜ…

死んだ母の借金を返すため保険会社と裁判―歌川たいじ『母の形見は借金地獄 全力で戦った700日』

あらすじ・概要 母親から虐待を受け、また、自身もゲイであるためいじめの対象になっていた著者。そんな著者も現在は落ち着いた暮らしをしており、母とも和解を試みていた。しかし、母が急死。彼女が残したのは、多くの借金だった。著者は借金を返済するため…

毒親と普通の人は紙一重なんだよって話―田房永子『お母さんみたいな母親にはなりたくないのに』

あらすじ・概要 過干渉な母親のもとで育ち、なんとかその重圧から脱出した著者。そんな著者も子どもを授かった。しかし、子育ての最中にも、「母」から受けた仕打ちがよみがえる。「こうあるべき」という固定観念を押し付けず、子どもを育てるにはどうすれば…

「イクメン」「働く女性」として生きた男女のリアルな夫婦生活―奥田祥子『夫婦幻想――子あり、子なし、子の成長後』

あらすじ・概要 夫婦関係を研究している著者は、何組もの夫婦を長年追跡調査・インタビューしている。幸せを求めて結婚した人々は、何度もインタビューをするうちに夫婦生活の苦しみや固定観念に囚われていた自分を吐露していく。観察を通して、夫婦それぞれ…

夫婦が1歳の子どもを連れてフィンランドを旅する―ナシエ『子どもと旅する北欧フィンランド』

あらすじ・概要 イラストレーターである著者は、子連れでのフィンランド旅を決意。夫婦ともにフリーランスであることを生かして、自由に予定を立て出発する。1歳の子どもを連れて見たフィンランドは、美しく興味深い、子どもにも楽しい世界だった。著者たち…

漫画家が思わぬ妊娠をして高齢出産―梅川和実『妊婦な日々。~漫画家梅川和実の妊娠体験記~』

あらすじ・概要 漫画家、梅川和実は37歳にして想わぬ妊娠をした。初めてのつわりに体をさいなまれつつ、夫とともに妊娠期間を乗り越えていく。ハードな漫画家仕事で切迫流産しかかったり、羊水検査の選択を迫られたり、「妊娠」の悩みを描くコミックエッセイ…

いい意味でのB級ホラー―澤村伊智『ぼぎわんが、来る』

あらすじ・概要 妻との間に第一子を迎え、幸せな生活を営んでいた田原秀樹。その秀樹のもとに、奇妙な怪異が訪ねてくる。その怪異は娘、知沙の名前を知っていた。謎の怪異に対抗するために、秀樹は「ぼぎわん」の伝説について調べ、お守りや霊能力に頼ろうと…

生き別れの妹がいたのはあやかしの住む屋敷でした―椎名蓮月『あやかし屋敷で夕食を』

あらすじ・概要 母の死の知らせが届き、生き別れの妹有沙とと再会した旭。有沙は人でないものたち「あやかし」と屋敷で一緒に暮らしていた。有沙は、蛇神の生贄となってしまったという。価値観のおかしいあやかしたちと同居することを心配した旭は、有沙と一…

子持ち家族、クルーズ船を遊び倒す―くぼこまき『おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズ、ハマリました!』

あらすじ・概要 クルーズ船にハマり、100泊以上を洋上で過ごした著者家族。乗ってしまえば目的地まで連れて行ってもらえ、船内にはさまざまなイベントやアクティビティがあり、食事やおやつも楽しめる。著者は今まで乗ったクルーズ船を振り返りながら、クル…