ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

コミックエッセイ

ヤングケアラー、性別逆転夫婦、完治の幻想。最近読んだ、見た作品5つ(20211009)

上野りゅうじん『ママのうつ病をなめてたら、死にそうになりました。』 双極性障害の母親と生活した青春時代を描くコミックエッセイ。 家族に迷惑をかけたくないのにかけてしまう母親の描写に自分自身を見てしまってちょっとつらかったです。本当にねえ、精…

コミックエッセイを描きたい人のためにハウツーや編集者との付き合いについて助言する―池田暁子『読まれるコミックエッセイの描き方』

あらすじ・概要 片づけや金銭管理のコミックエッセイを手掛けてきた著者が、コミックエッセイの描き方について語る。アイデアの出し方やネームの作り方など創作の方法から、持ち込みの方法、編集者との交渉などの自分の作品を売り込むやり方まで、「コミック…

残業まかない、インドの巡礼料理、ミャンマーに取り残された少年。最近見た・読んだ作品5つ(20210925)

サラメシ「釣り具メーカーのまかない魚メシ/伊豆の潮かつお」 働く人の昼ご飯を紹介していく番組。 何気なくテレビをつけたらやっていたので見てたけど、この回「料理を作る女」の圧強~となっちゃってちょっと引いちゃいました。 でも釣り具メーカーのまか…

普通になれない私はメンズエステで心をすり減らしながら働いている―鶴屋なこみん『メンズエステ嬢の居場所はこの社会にありますか?』

あらすじ・概要 両親が実家を引き払い引っ越すことになり、突然ひとり暮らしをしなければならなくなった著者。今のアルバイトでは暮らしていけない。生活費を稼ぐため、たどり着いたのはメンズエステの世界だった。露出度の高い服装で男性にマッサージを施す…

アニメの背景、迷走戦士、青果市場。最近見た・読んだ作品5つ(20210919)

狙ったわけじゃないんだけど批判的感想が多めの記事になってしまいました。あまり楽しい回じゃなくてすみません! なつみん『おつかれ背景さん アニメ業界の裏側、教えちゃいます!』 KindleUnlimitedから。 アニメ業界で背景作画を仕事にする友人のエピソー…

バニーガールとして働いてみたら同僚や仕事内容がすごかった―poko『うさぎさんのおしごと~バニーガールのイケナイないしょ話~』

あらすじ・概要 学生時代、興味本位でバニーガールのアルバイトに応募してみた著者は、人手不足のために採用される。しかしそこは、体力と精神力が要求されるところだった。ガラの悪い先輩に怒鳴られたり、かわいいバニースーツが着れなかったり、バニーガー…

実況者の、楽じゃないゲーム中心の生活を妻の視点から語る―トラちん・ガッチマン『パパはゲーム実況者~ガッチマンの愉快で平穏な日々~』

あらすじ・概要 ある日、夫がゲーム実況を仕事にしたいと言い出したら……。著者、トラちんの夫はゲーム実況者のガッチマン。ゲームし放題で楽しい仕事かと思いきや、期限までのクリアのために徹夜、高難易度ゲームを何度もやり直し、決して楽ではない仕事風景…

不登校、攻め様選手権、キャンプ場。最近見た・読んだ作品5つ(20210910)

野原広子『娘が学校に行きません 親子で迷った198日間』 KindleUnlimitedから。 不登校の娘が学校に通うまでを描いたコミックエッセイ。 「これをやったら不登校が治った!」という作品ではなく、起こった事実を描いているだけの作品です。不登校の具体的な…

高校生が神様の言うことを聞いていたら強迫神経症と摂食障害になった―もつお『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』

あらすじ・概要 ごく普通の高校生の著者は、ある日神様の声が聞こえるようになった。神様の「〇〇を触れ」という命令に従うと、心が安らかになる。しかしそれに従っているうちに、どんどん命令は増え、食事まで禁止されてしまう。著者はどんどんやせ細り、家…

天文学、イタリア、恋活アプリ。最近読んだ・見た作品5つ(20210808)

こうの史代『長い道』 ほわほわした妻とクズな夫の短い連作短編。 とてもロマンチックでかわいらしい話ではあるんですが、夫である荘介が全くいいところがなくてカップルとしてときめけなかったです。 クズが一途になる瞬間がいい、という話だとは思うんだけ…

虐待されていた著者が、自らの息子を虐待しないためにニャンちゅうになりきる―あらいぴろよ『ワタシはぜったい虐待しませんからね!』

あらすじ・概要 父親に虐待されて育った著者は、結婚して息子を産んだ。過去のトラウマから決して虐待しないと誓うも、思い通りにならない育児に疲弊していき、ついに手を上げかけてしまう。このままではいけないと、育児のイライラをコントロールするために…

強迫神経症になって自分が信じられなくなった人の絶望とその治療―菊晴『几帳面だと思っていたら心の病気になっていました』

あらすじ・概要 几帳面で心配性だった著者。しかし鍵や火元の確認、手洗いなどを妄執的にやってしまうようになった。不安が過ぎてひきこもってしまった著者は、心療内科を受診する。そこで得た診断は「強迫神経症」だった。著者は病気を克服するためいろいろ…

おとりよせ、オーディオドラマ、サウナ。最近見た・読んだ作品5つ(20210731)

藤沢カミヤ『おとりよせっていいな。』 KindleUnlimitedから。お取り寄せ可能な食べ物をひたすらレビューする漫画。 ちょっと精神的に不安定になっていて悲しくならない漫画が読みたい……となって読みました。ちょうどいい塩梅でした。 モノクロだけど食べ物…

お金の管理が苦手な妻のためにシステムを変えたら経済状況が好転した―二ノ宮との・横山光昭『お金オンチ夫婦 借金500万からのビンボー脱出大作戦』

あらすじ・概要 妻のリボ払いでの失敗を漫画にしたことをきっかけに、家庭の経済状況を改善する漫画を依頼された著者。ファイナンシャルプランナーと協力して工夫しようとするも、肝心の妻は乗り気ではなく……。しかしアイデアを実行していくうちに、夫婦は金…

最近読んだ・見た作品5つ(20210706)

姫野桂『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』 コラムや対談は面白いんですが、本題のハックの部分が雑すぎます。人間関係に悩む人に「周りを観察して真似しよう!」というアドバイスはいかがなものでしょうか。それができな…

芸大生、介護の仕事をする―大塚紗瑛『老人ホームに恋してる 介護職1年生のめくるめく日常』

あらすじ・概要 芸術大学の学生だった著者は、芸大から介護の仕事をしている人の話を聞いたことから介護職を志す。新卒で飛び込んだ老人ホームで、個性豊かな高齢者たちと出会った。介護という過酷な仕事の中で、お年寄りと触れ合い、話すことで著者は働き甲…

不妊治療に挑戦した五年間の決断―海原こうめ『私が不妊治療をやめたわけ』

あらすじ・概要 30代前半に結婚した著者夫婦は、妻がチョコレート嚢胞を患ったことをきっかけに不妊治療を始める。しかしタイミング法ではなかなかできず、人工授精や顕微授精のステップに突入することに。質のいい卵子が採取できないことへの葛藤、男女の意…

最近読んだ・見た作品5つ(20210622)

逆転人生「日帰り登山のはずが…地獄のサバイバル14日間」 日帰り登山で遭難してしまった男性が14時間サバイバルする話。 登場する男性はごく普通の人で、すごい装備を持っていたわけでもなく、ただ運がよかったという感じでした。 しかし本当に山では何が起…

日本人女性が家族とともにロンドン暮らし―玖保キリコ『ロンドン丼 英国暮らしは毎日がドッキリコ!』

あらすじ・概要 イラストレーターの著者は夫と子どもとともに、イギリスの首都ロンドンで暮らしている。ロンドンでの暮らしは文化の差を強く見せつけられることが多い。外国人から見たロンドンの姿を、エッセイと漫画で語る。

軽い気持ちで認知症の祖父母と同居したら大変なことになりました―青山ゆずこ『ばーちゃんがゴリラになっちゃった。 祖父母そろって認知症』

あらすじ・概要 著者の母方の祖父母は、夫婦そろって認知症になってしまった。軽い気持ちから祖父母の家に住むことを家族に申し入れた著者だったが、それが過酷な介護の始まりだった。暴力・暴言が激しく介護サービスを拒む祖母と、他の人間に興味を示さない…

高田馬場で漫画の神様のアシスタントをしていた男の話―堀田あきお&かよ『手塚治虫アシスタントの食卓』

あらすじ・概要 夫婦で漫画家をしている堀田あきおとかよ。夫、あきおはかつて手塚治虫のアシスタントをしていた。入社したきっかけ、漫画部とアニメ部の軋轢、漫画家を目指すアシスタントたちの交流を当時食べた食事とともに描き出す。懐かしい漫画のアシス…

最近読んだ・見た作品5つ(20210604)

畑ヶ中あいこ『舞台追っかけ女子 推しが元気でごはんがおいしい』 2.5次元舞台にハマった女性の事実を織り交ぜたフィクション。 身の回りに観劇をする女性が多いのもあって、知っていることが多かったです。新鮮味はなかったかな。 絵柄やキャラクターの表情…

不妊治療をする夫婦の心の揺れ動き―原田あきお&かよ『不妊治療、やめました~ふたり暮らしを決めた日~』

あらすじ・概要 子宮筋腫をきっかけに、子どもを作ることを決意した漫画家夫婦。しかし妻のかよは、子どもができにくい体質だった。一度の流産を経て、人工授精という西洋医学から、東洋医学漢方の漢方も試すが、結果は芳しくない。やがて体外受精しかないと…

美術館の監視係が猫の姿になって仕事を語る―宇佐江みつこ『ミュージアムの女』

あらすじ・概要 岐阜県美術館で監視係をしている著者。展示室の片隅に座り、客が作品を触らないように注意したり、作品の害になるかもしれない虫を捕獲したりしている。美術館を訪れるさまざまな客を見つめながら、美術館の意義や展示係のやりがいについて語…

同世代の女子がワイワイシュラバする70年代アシスタント事情―笹生那実『薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記』

あらすじ・概要 中学生で漫画を投稿していた著者は、高校生になってプロの漫画家のアシスタントとして呼ばれることとなる。そこは締め切りぎりぎりの中漫画家とアシスタントが原稿を書き続ける「シュラバ」だった。有名漫画家との思い出とともに、つらくも美…

働かない弟を養いながら支える姉の距離感がいい―沼津マリー『実家からニートの弟を引き取りました』

あらすじ・概要 著者には高校を辞めて以来、引きこもってゲームばかりしている弟がいる。親孝行のために彼を東京のワンルームに引き取り、社会復帰を支援することに。まずは漫画のアシスタントを頼み、履歴書に書けることを増やそうとするが、弟はやはりゲー…

最近見た・読んだ作品5つ(20210503)

ねこじま『美大生がうつ病になった話 卒業目前でうつ病になった大学生が、美大で病まない方法を考えてみた』 うつ病になった美大生の著者が、自分なりに病まない方法を考えるコミックエッセイ。 うつ病TIPSが多いけれど、私はもともとうつについて調べていた…

卵巣がんになった漫画家が周囲の助けを借りつつ治療―藤河るり『元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました』

あらすじ・概要 BL漫画家である著者は、ある日卵巣に腫瘍が見つかり、がんを告知される。手術によって卵巣を切除し、抗がん剤治療をスタートすることとなった。家族や友人など、身の回りの人に支えられ、また悲しい別れを経験する。がんと闘う日々を描いたコ…

絵描きがNZへワーホリに行き、他人と共同生活しながら海外を楽しむ―はしゃ『ニュージーランドではしゃぐ』

あらすじ・概要 漫画家でありイラストレーターである著者は、フィリピンでの語学留学を終え、次はニュージーランド(以下NZ)でのワーキングホリデーを目指す。NZでは「フラット」と呼ばれるシェアハウスのようなもので共同生活を送り、漫画やイラストの仕事…

フィリピンにある語学学校で出会ったのは愉快な韓国人たちでした―はしゃ『フィリピンではしゃぐ』

あらすじ・概要 海外旅行好きだが英語が苦手な著者は、フィリピンに留学することを思いつく。借りていた部屋を引き払い、半年間の語学学校生活へ旅立つ。韓国系の学校ゆえ韓国人が多い環境、フィリピンの食事やお菓子、英語漬けの日々。最初は戸惑っていた著…