ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

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出オチかと思ったら真面目に後宮陰謀やってるしヒロインは強すぎる―田井ノエル『大阪マダム、後宮妃になる!』

あらすじ・概要 大阪で生まれ育ったアラサーの女が、ある日中華風の異世界に転生してしまった。さらに大金持ちの親によって後宮に送り込まれることに。商才とおせっかいの力で、後宮で一番力を持つ妃になるものの、ビジネス上の付き合いである皇帝には何か秘…

自分を受容することから成長は始まる―細川貂々・水島広子『それでいい。自分を認めてラクになる対人関係入門』

あらすじ・概要 イラストレーターとして、漫画家として、実績を重ねながら、暗い思考に支配され、ネガティブ思考クイーンとして生きて来た著者。ある日、精神科医、水島広子から会ってみたいと言われる。そこで話したのは、対人関係療法という生きづらさを解…

人間には、絶望の中にもささやかな救いを見出すことができる強さがある―野田敦子『夫が倒れた! 献身プレイが始まった』

あらすじ・概要 コピーライターの著者の夫が倒れ、意識を取り戻す見込みがほとんどない植物状態になってしまった。悲しみに暮れる暇もなく、著者の生活はめまぐるしい勢いで変わっていく。介護をどこまでするかという問題、夫の家族や友人との付き合い、自分…

コミックエッセイというより実話をもとにしたギャグ漫画感ある―弾正よしかげ『心臓が止まった私と余命3ヶ月の祖父』

あらすじ・概要 突然不整脈を起こし、病院に行ったら即入院することになった著者。闘病の日々をコミカルに描く。また著者には、「生きたいように生きる」という価値観に影響を受けたパワフルな祖父がいた。心臓の手術をした闘病記と、実家の祖父との交流を描…

コミュ障冒険者とはっきりものを言うガイドの会話がかわいい―村沢侑『フォルテックの獣使い お仕事中、迷子の俺サマ拾いました!』

あらすじ・概要 学校に通いながらガイドの仕事をしているアイナ。ある日、アイナは行き倒れている青年を拾う。リエトという彼は極度の方向音痴で、強い冒険者なのにどこか世間とずれた性格をしていた。彼のことが気になったアイナは、つい何かと彼を助けてし…

お菓子作りが得意な少女と腹黒ショタが心を通わせていく過程がかわいい―おきょう『妖精専属菓子職人』

あらすじ・概要 曾祖父の死後、ソフィアは妖精を見る力を得た。しかもソフィアの作るお菓子には、妖精を魅了する力があった。その力に目を付けた伯爵家の令息、ルーカスは、屋敷にソフィアを呼び出し、彼女にお菓子を作らせようとする。その手段としてソフィ…

悩みを抱える人々が甘味処を訪れ少し元気になる―中山有香里『泣きたい夜の甘味処』

あらすじ・概要 傷つき悩む人々の前に現れる、熊と鮭が営む甘味処。その店で甘いものを食べると、少し心が楽になる。マフィン、梅酒ゼリー、パウンドケーキなど、さまざまなお菓子と人生の苦楽が込められた連作短編。

「頑張れない」「我慢ができない」子どもたちをどう助けるか―宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』

あらすじ・概要 少年院の子どもたちに児童精神科医として携わった著者は、そこで反省できない、努力できない子どもたちに出会う。どうやら彼らはそもそも認知能力や知的能力が低く、自分をコントロールすることが苦手らしい。少年たちを社会に戻すために何が…

呪われた男が老けない女に出会って夫婦になる―D・キッサン『三千世の心中』

あらすじ・概要 富豪の家に生まれた山室真一は、自分が「厄」を持っており、自分の子を産んだ女性は死に至ることを知る。家を出てその呪いから救ってくれるという三千世という女性と出会うが、彼女は老けず、ものを食べなくても死なない体の持ち主だった。行…

北欧フィンランドにあこがれた著者がその国で寿司職人を目指す―chika『北欧こじらせ日記』

あらすじ・概要 20歳のときにフィンランドを訪れ、「ここに住みたい」と思った著者。それから何度もフィンランドを旅行し、北欧に関する仕事に就き、ついには「フィンランドで寿司職人になりたい」と望むようになる。夢を叶えるため、ときに寄り道をしながら…

星が人生を決める階級社会で国の中枢に乗り込み社会を変える―天川栄人『天球の星使い きみの祈りを守る歌』

あらすじ・概要 星の力で魔法を使う世界。社会は星の加護を持つ「星の子」と星を持たない「星なし」の階級に分かれていた。星なしの子アステラは、育ての親のロキと暮らしていたが、仕事をしようとしても失敗ばかり。そんな折、星の子たちが学ぶ学院の入学試…

犯罪組織のヒロインは誰のものにもならない―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣5』

あらすじ・概要 ダリオのプロポーズを受けたロザベラ。デ・コスタ家が結婚式のために準備をする中、敵対勢力との抗争の危険性が高まっていく。抗争を止めたいロザベラは、エミリオに幽閉されてしまう。それでもあきらめない彼女は、殺し合いを防ぐある賭けに…

孤独死は嫌だ!と思ったので似たようなオタクたちと同居してみました―藤谷千明『オタク女子が、4人で暮らしてみたら。』

あらすじ・概要 パートナーと別れ、同棲を解消した著者は、家賃の金銭的負担と孤独死の恐怖にさいなまれていた。そこで、似たような悩みを持つオタク同士でルームシェアをすることを思いつく。メンバー探しや物件探し、引っ越しの流れから、実際に暮らしてみ…

貧困母子家庭で育った著者の実録貧乏生活―やまぐちみづほ『明日食べる米がない!~親が離婚したら、お金どころかなーんにもなくなりました!!~』

あらすじ・概要 両親が離婚し、小さなアパートの一室に引っ越してきた著者と母親。母子家庭でお金がなく、父親からの養育費もしっかり支払われない。ときに食べるものがないほどの貧困に襲われ、著者は日々悩む。お金がないせいで友達付き合いもうまくいかな…

犯罪一家の中で成長していく少女と兄との亀裂―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣4』

あらすじ・概要 エミリオについて仕事を学ぶことになったロザベラは、あわよくば下剋上を狙おうとするデ・コスタ幹部たちの存在を知る。幹部たちを調べてみたロザベラは、その過程でノアの秘密を知ってしまう。ノアは何のためにこの情報を黙っていたのか、不…

親がカルト宗教にハマってしまった子どもが星を見上げる―今村夏子『星の子』

あらすじ・概要 ちひろの両親は、病弱だったちひろが「特殊な水」で治癒したことから、あやしげな宗教にのめり込むようになる。ちひろはそんな両親にうっすら違和感を覚えながらも、ともに暮らしていく。やがて姉が家出し、中学生3年生になったちひろは、あ…

裏家業一家の将来を巡ってばらばらになりつつある兄弟―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣3』

あらすじ・概要 賭場という縄張りを得、デ・コスタ家での地位を持ちつつあるロザベラ。そんな中、市長選の候補者の息子が誘拐され、その容疑者としてダリオの名前が上がる。濡れ衣を着せられたダリオは姿を消し、ロザベラは彼を探すことにする。市長選をめぐ…

ナメられたら〇すの社会で生き延びようとする女性―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣2』

あらすじ・概要 ファミリーの一員として認められたロザベラだったが、仕事でいい結果を残すことができず、襲撃事件をきっかけにセーフハウスに軟禁されることになる。自由を求めるロザベラは、エミリオに有用だと思ってもらうため、自分を襲撃した海外の敵対…

北欧神話を元にしたオペラをオリジナル要素を交えてコミカライズ―池田理代子・宮本えりか『二―ベルンクの指輪』

あらすじ・概要 青年ジークムントは、敵の部族の長の妻の女性ジークリンデと恋に落ち、関係を持ってしまう。そのことを怒った婚姻の女神が主神ヴォーダンに進言し、ジークムントは殺されてしまう。しかしヴォーダンの娘ブリュンヒルデはジークリンデを助け、…

犯罪組織に引き取られた少女は取引を覚える―喜多みどり『デ・コスタ家の優雅な獣』

あらすじ・概要 身寄りがなく内気な少女ロザベラは、名家デ・コスタ家に引き取られる。しかしそこは異能を持つ一族だった。ロザベラは一族の血を繋ぐために従兄弟と結婚して子を残すことを要求される。このままだと幽閉されてしまうと恐れたロザベラは、「一…

団地という場所でたくましく育っていく子どもたち―松田奈緒子『スラム団地』

あらすじ・概要 幼少期を団地で過ごした著者。そこは、訳ありの子どもたちや大人たちが暮らす場所だった。自らも借金を抱えた父親と付き合いつつ、トラブルや悩みを抱えていてもたくましく生きていく団地の人々を描くコミックエッセイ。

猫による社会が成り立つスペースコロニーで地球を目指す一匹の黒猫の話―秋山瑞人『猫の地球儀』

あらすじ・概要 「天使」が滅び、知性ある猫たちが暮らしているスペースコロニー、トルク。スパイラルダイバーの焔(ほむら)は、最強の名を手にした後、名前も知らない黒猫に敗北する。黒猫は「スカイウォーカー」と呼ばれる、猫の魂が行きつく場所、「地球…

日常の中で男女が何気ないことで悩んだり救われたりする短編集―斎藤なずな『鳥獣草魚』

あらすじ・概要 離婚後家に迷い込んだインコをかわいがっていたが、誤って踏みつぶしてしまった男。主人公と彼は当てのない旅に出かけ、そこであるものと出会う。男と女、家族生活、劣等感や優越感何気ない日常の悩みと救いを描いた漫画短編集。

母親から祖父に預けられた孫はカメラを通して成長していく―うず『くそじいじとカメラと私』

あらすじ・概要 高校生になった杏は、「彼氏と住む」と言う母親に家から追い出され、父の家で暮らすことになる。「娘の子育てに失敗した」と後悔している祖父は、せめて杏はまともに育てようと心を砕く。そんな中、杏は部活動として写真をすることとなった。…

魔女たちが暮らす街にやってきた、人間社会育ちの魔女が人助け―唐草ミチル『魔女ヶ丘通信』

あらすじ・概要 人間の村で暮らしていた魔女、マノンは人間と魔女が共存する街ウェネリーフィカにやってきた。初めて見る自分以外の魔女との交流にカルチャーショックを受けつつ、マノンはウェネリーフィカで生きていく術を見つける。それは、お菓子を作って…

60歳になった女の幼馴染三人組が同居を始める―近藤ようこ『ルームメイツ』

あらすじ・概要 働きづめで結婚できなかった女、結婚生活が嫌になって逃げだした女、妻子ある男の愛人として生きた女。幼馴染である彼女らは60歳になり、思い立って同居を始める。自らのこれまでの人生を振り返りながら、新しい出会いや別れを経て老年の日々…

怪談から見る大阪のフォークロア―田辺青蛙『大阪怪談 人斬り』

あらすじ・概要 関西を中心に怪談を収集する著者の元へは、大阪の土地にまつわる様々な怪談が流れ込んでくる。千日前、天王寺、京橋など繁華街の怪談から、東大阪や千早赤阪村など郊外の土地に至るまで、大阪の怖い話、不思議な話を集めた怪談集。

江戸時代の豪商や百姓が残した遺言から人生を見る―夏目琢史『江戸の終活 遺言から見る庶民の日本史』

あらすじ・概要 戦国時代が終わり、長い平和が続いた江戸時代。そのころ、庶民はどう社会を見ていたのか。江戸時代の豪商や百姓の遺言を読み、当時の生活や社会の価値観について迫る。老境を迎え、自分の人生を振り返る江戸時代の人々の哀しくもいとおしい姿…

商店街から見る日本の政治史・社会史・商業史―新雅史『商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道』

あらすじ・概要 普段歴史があるものとして認識されている「商店街」。しかしその歴史は意外と新しかった。商店街の発生から衰退までを政治史、社会史、商業史の観点から語り、商店街と地域社会の「これから」を考えていく新書。

出版社から編集作業を下請けする「編プロ」の哀しくも壮絶な日々―川崎昌平『編プロ☆ガール』

あらすじ・概要 出版社から編集業務を下請けする編集プロダクション、通称「編プロ」そこではびこるのは長時間労働、過酷な編集作業、逃げ出す同僚やライターなどなど……。作っては売れ残り、断裁される自分たちの作った本。存在意義に悩みながら、編プロの面…