ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

『港に灯がともる』見た感想 阪神大震災後に生まれた在日三世が自分のアイデンティティを見直す

主人公、灯は在日三世。姉の結婚を期に、一家で帰化することになった。しかし、父親は過去の差別や震災の記憶に囚われており、家族が日本人として生きることを受け入れられない。灯はそんな中心を病んでしまう。灯は精神医療を受け、就職する。その中で自分…

『日本人家族、ドイツに住む』いまがわ KDP 感想

人生やりたいこと一度はやってみたい、ということで子どもを連れてドイツに移住した著者。ドイツでの子育てや、日常でのドイツ文化への疑問、ドイツにおける驚いたことなどを漫画で語る。 ゆるい絵柄でゆるく進む移住エッセイ。 ドイツの文化が面白かったで…

『人魚シリーズ』高橋留美子 少年サンデーコミックススペシャル 感想

不老不死の妙薬である人魚の肉。しかしそれを食べた人のほとんどは異形となってしまう。不老不死の力を得てしまった湧太と真魚の2人は、人間らしく死ぬために人魚を探して旅をする。その過程で人魚の肉に狂わされた人々と出会い、事件に巻き込まれるのだっ…

『0円で空き家をもらって東京脱出!』つるけんたろう 朝日新聞出版 感想

お金の事情と憧れから広島県、尾道に暮らすことになった著者。0円で民家を譲り受け、自ら改修工事を行ってそこで暮らすことになる。尾道に暮らす移住者や、地元民とともにDIYをしながら生活する姿を紹介。 DIY精神に溢れる人々ばかりなので面白かったです。…

『コルチャック先生』近藤康子 岩波ジュニア新書 感想

ポーランドの作家・教師であったコルチャックは、子どもの権利条約に大きな影響を与えた。子どものための教育を率先して行う一方で、ナチス・ドイツと反ユダヤ主義による迫害に遭う。コルチャックと彼の施設の子どもたちは、ホロコーストの犠牲者となった。 …

『はたらく細胞』実写映画版見た 撮れ高高いけどツッコミどころもある

ヒトの体内で生まれた赤血球は、酸素と二酸化炭素を運ぶため日夜がんばっていた。しかしドジな彼女は道に迷ってばかり。そんな中、体内の外敵を駆除する白血球と出会い、彼と細菌との戦いに巻き込まれる。一方で、体の主にある異変が忍び寄っていた。 瞬間的…

『女2人の東京ワイルド酒場ツアー』カツヤマケイコ・さくらいよしえ KADOKAWA 感想

イラストレーター、カツヤマケイコが東京のワイルド酒場を巡る。初心者にとってはとっつきづらいディープで個性的な立ち飲み店に挑み、どきどきしながらも注文したり店主と会話をしたりする。酒場にしかない雰囲気や会話を楽しむコミックエッセイ。 お酒を飲…

『おてらおやつクラブ物語――子どもの貧困のない社会をめざして』井出留美

あらすじ・概要 お寺のお供え物を貧困家庭に届けるプロジェクト、「おてらおやつクラブ」。その活動がどのように始まったのか、どのように展開していったのかを語っていく。プロジェクトを通してわかった人間同士のつながり、社会の抱える問題とは。 お寺か…

『イタリア史10講』北村暁夫 岩波新書 古代から現代まで、地中海の国の歴史を追う

あらすじ・概要 地中海の国、イタリア。まとまった国家がなく、大都市が周辺地域を従える状況で、「国民国家」なかなか形成されなかった。ルネサンスで繁栄したイタリアや、イタリア統一までのこと、ムッソリーニによるファシズム台頭など、イタリアの歴史を…

『ホッカイダー』神威バズ 感想 広大な北海道の自然をバイクで楽しむ

あらすじ・概要 北海道に魅了された旅人「ホッカイダー」の著者は北海道の様々な場所をバイクで巡っていた。そこで出会った北海道の雄大な自然や、おいしい食べ物に感動する。また、旅人同士の出会いも楽しみの一つだ。知られざる北海道を愛する人々を描くコ…