ブックワームのひとりごと

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養子エッセイと言うより子育てエッセイ―古泉智浩『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』

うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました

今日の更新は、古泉智浩『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』です。

 

あらすじ・書籍概要

子宝に恵まれず、里子を迎えた著者夫婦。里子を特別養子縁組する手続きを始める。特別養子縁組とは、ほぼ実子と同等に戸籍に書かれる養子縁組方法。ふたりは子育てをしながら、その準備を進める……。

 

あまり養子の話ではない

里子特有の悩みがいろいろ描かれているのかと思いきや、実際のところほとんどなかったです。

しいて言えば特別養子縁組の手続きと真実告知のことだけが、「里子っぽい」話でした。

でもそれは当たり前と言えば当たり前で、養子だろうと実子だろうと手続きよりも育児しなければならないことは普通なんですよね。

自分の固定観念を感じました。

描き方も淡々としていて、あまり「里子の親である」という気負いがありません。実際にはあるんだろうけれど、読み手としてはこれはこれでわかりやすかったです。

 

育児漫画としては、イヤイヤ期まっただなかの幼児に振り回される夫婦ふたりが大変そうでした。だだをこねたりなにげないことで怒ったり。著者は絶対に体罰はしないという方針ですが、それでもやってられないと思うことはあるでしょうね。

 

難点としては、あまりに普通の育児漫画すぎて、あまり新しい情報がなかったということです。

もう少し作者ならではの物語や表現があってもよかったかなと思います。

養子縁組の手続きは初めて知ったのでなるほどと思ったけれど、それ以外に興味をそそられる部分が少なかったです。

 

まとめ

養子縁組の話としては興味深かったんですが、育児漫画としてはちょっと退屈でした。

もう少し面白く描いてくれたらよかったですね。

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うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門

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