「日本橋おたクラブ」とは、データを持ち込みその場で印刷・製本ができる、印刷所兼作業スペースです。
今日はそこに行った話をしようと思います。
東京店と大阪本店がありますが、私が行ったのは大阪の方です。
行ったのがちょっと前なので、今と変わってたらすみません。
一回目 くるみ製本
くるみ製本というのは、文字通り本文を表紙の紙でくるんで製本するタイプの本です。
表紙と本文をまずスタッフさんに印刷してもらって、製本作業はお客さんがやります。
本文の紙をそろえる→製本機にセットする→製本されて出てくる。とやることはこれだけです。特にコツもいらない。
しいて言えば、本文をちゃんとそろえることと、ノンブルがそろっているか確認することでしょうか。
まだこの段階では端っこがガタガタなんですけれど、スタッフさんにあとできれいに切ってもらえます。
二回目 中綴じ製本
中綴じ製本というのは、ホッチキスや糸で紙の真ん中を止められている本です。
こんな感じですね。パンフレットによくあるやつをイメージしてもらうといと思います。
これは入稿したらすべてスタッフさんがやってくれるので待つだけです。
やることと言えば持って帰ることぐらいですかね……。
できたての本はちょっと閉じた部分が膨らんでいるので、持って帰ってから辞書などの重しを乗せておくといいです。
印刷の質について
印刷はまあ、こんなものかな~という感じですね。私があまり場数を踏んでないのでよそと比べてどうとかはないんですが。少なくとも値段以下には見えないかな。
RGB印刷ができるので、どうしてもCMYKでデータを作れない人には良いのではないでしょうか。
基本的に、凝った装丁はできないと思っていたほうがよさそうです。作業スペースがあるので、手作業を追加するとできるかもしれません。
持ち帰りについて
宅急便サービスはないので、配送する場合は近くのコンビニに持ち込むことになります。
私は大阪に住んでいるので、いつも買い物用キャリーを持って行って、それに入れて持って帰っています。
節約になるので、近くの人はスーツケースやキャリーを持っていくのがおすすめです。
箱は有料です。100円くらいだったと思います。
接客について
おたクラブの接客はあまり評判よくないけど、まあ確かに愛想よくはないですね。
ただ、「印刷所のスタッフさんがついでに接客もしている」と思うとこんなものだと思います。
時間に余裕があるときだけかもしれないので詳しくは書かないけれど、ある程度柔軟な対応もしてもらいました。
また、機械の説明の仕方もわかりにくいところがなかったです。
個人的には必要十分な内容だと思いますね。
混雑について
イベント直前はとんでもなく混むので、原稿が出来上がったらなるべく早く行くのをおすすめします。
東京店はそうでもないらしいですが……。
空いているときは作業スペースも広々使えるし、のんびり本も読めます。
まとめ
めちゃくちゃすごいっていうわけではないんですけど、少部数・低価格を求めている人にとっては選択肢としてありな印刷所だと思います。
特に少部数だとどうしても単価が高くなってしまうので、なるべく安いところで刷りたいですよね。
おたクラブだと相場くらいで赤字が出ずに本が頒布できますよ!
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