あらすじ・概要
全てが面倒くさい男、仁淀は、楽して稼げると思ってアイドルになったもののその多忙さにやる気をなくしていた。そんな彼に、人気絶頂で命を落とした女子アイドル、アサヒの幽霊が取り憑く。アサヒの憑依によって、仁淀は元気なアイドルとして振る舞えるようになるが……。
クズなのに人を元気にしていくアイドルに笑った
アイドルものってどうしても精神論的、スポ根的に偏りがちなんですが、全てが面倒くさい仁淀を主人公に据えることでその辺が柔らかくなっています。
前向きで明るいアサヒと、全てが面倒くさいクズである仁淀のかけあいが楽しいです。クズなのに偶然周囲によい影響をもたらしていく仁淀に笑いました。
ギャグ回としては、じゃんけん回が面白くてげらげら笑ってしまいました。ZINGSファンメインの回なんですが、やりとりがばかばかしすぎて好きです。じゃんけんを極めるために修行しているのが最高すぎましたね。
イケメンがメインキャラなのに女性キャラクターの出番が多いのが印象深かったです。
イケメン主体の作品ってあまり女性を出したがらないことも多いじゃないですか。「神クズ」は女性が自然な形でストーリーに出てきます。それでいて恋愛関係にはなりません。
現実にはなかなかこんなに恋愛が発生しないことはないかもしれませんが、男女の扱いがあっさりしていていいですね。
ドロドロしたところがないので気楽に見られます。
ところでキャラクターの三白眼率が異様に高いなあと思っていたら、著者が三白眼好きみたいです。
三白眼とメカクレとメガネキャラと糸目キャラが好きってことは……目ん玉の情報量が無ければないほどいいと思ってるってこと😍
— 肘樹@5/5東5な29a (@hiziki3) 2023年7月21日
自分で漫画を描けば好きなキャラデザのキャラをたくさん描ける、心理かもしれません。