中之島の近くに行くと持ってくるものがあります。それがフリーペーパー月刊島民です。
これがなかなか面白いので、その内容を紹介します。
月刊島民とは
大阪・中之島周辺で配布されているフリーペーパーです。
中之島は、美術館、市役所、ホテル、オフィス、公園、などさまざまな施設があるにかかわらず、紹介されるときは「オフィス街」としてだけ紹介されがちです。
そんなイメージを変えたいと発行されているそうな。
そもそも中之島ってどんな町
「中之島」とは土佐堀川と堂島川に挟まれた中洲です。「中之島に行く」というと島だけでなくその周辺も指すことが多いです。
江戸時代には多くの蔵屋敷が立てられ、経済の中心地として栄えました。
明治以降も、中央公会堂のような豪華な建物やや企業の本社など、多くの重要な建物が建てられました。
……なんですが、ミナミや梅田に比べると、観光客もあまり来ないし有名ではありません。大阪に詳しい人以外はあんまり知らないよね。
今回の特集ステレオタイプをぶっとばせ!
今回の特集は「ステレオタイプをぶっとばせ!」「天下の台所」「大大阪」など、大阪を表すステレオタイプの源流を調べる内容です。
これがちゃんと資料や学者の人を当たっていてとても内容が濃いんですよね……タダで読んでいいの? これ。
おまけ要素として「月刊島民のありがち」という小さなコラムも収録されています。
「意外と知られていない」
「へえ、そんなことが」という歴史を紹介する際に、さも前から知っていたかのように書かれる。自分たちも調べて初めて知ったくせに。
(p8)
おそらく大量に調べ物をした内容に、この洒脱な自虐を載せるセンス、見習いたいです。
びっくりなことにPDFで読める
そしてこのフリーペーパー、びっくりなことに公式サイトでPDFをDLできます。一体どこで儲けているんでしょうか。一応京阪電車がスポンサーみたいですが。
こういうあまり収益を狙っていなさそうなものも、存続するには数字が必要だと思うので、興味のある方はDLして読んでみてください。
まとめ
ということで、月刊島民が面白いよ!という話でした。
大阪に興味がある日とはぜひ読んでみてくださいね。