ブックワームのひとりごと

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3ページで映画が見たくなるエッセイ集 沢木耕太郎『銀の森へ』感想

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銀の森へ

『銀の街から』が面白かったのでこちらも読んでみました。

honkuimusi.hatenablog.com

 

 

書籍概要

作家、沢木耕太郎が見た映画を、三ページ程度にまとめて紹介する。『銀の街から』と同時刊行された、「映画館に行きたくなる」エッセイ本。

 

見たい映画がどんどん増えるエッセイ

「映画評より軽い読み物」として書かれているのでそんなに重くないです。基本的に映画をさほどけなさない、褒めることを中心にしたエッセイです。

しかしだからと言って、さくさく読めるだけのエッセイではありません。「映画が見たくなる」ように言葉を選んで、丁寧に書かれていきます。

その美しい文章を見ていると、著者が映画の中で見た世界を、私も見てみたいと感じます。そして増えていく見たい映画リスト……。

前に読んだ『銀の街から』に比べると、見たことのない映画が多かったです。その分「これはどんな映画なのだろうか」と想像を巡らせることができました。

 

登場する見たい映画メモ

 絶対忘れそうなので、ここで見たい映画をメモしておきます。

有名卓球漫画の映画化。

ピンポン

ピンポン

 

閉じ込められた男が復讐を誓う。

少年少女が奇妙な三角関係を作り出す。

花とアリス

花とアリス

 

沖縄を舞台におばあちゃんの恋を描く。

ナビィの恋 [DVD]

ナビィの恋 [DVD]

 

 

まとめ

3ページでここまで魅力的なエッセイを書けることがすごいです。

著者の他のエッセイも読んでみたいですね。

銀の街から

銀の街から

 
銀の森へ

銀の森へ