『銀の街から』が面白かったのでこちらも読んでみました。
書籍概要
作家、沢木耕太郎が見た映画を、三ページ程度にまとめて紹介する。『銀の街から』と同時刊行された、「映画館に行きたくなる」エッセイ本。
見たい映画がどんどん増えるエッセイ
「映画評より軽い読み物」として書かれているのでそんなに重くないです。基本的に映画をさほどけなさない、褒めることを中心にしたエッセイです。
しかしだからと言って、さくさく読めるだけのエッセイではありません。「映画が見たくなる」ように言葉を選んで、丁寧に書かれていきます。
その美しい文章を見ていると、著者が映画の中で見た世界を、私も見てみたいと感じます。そして増えていく見たい映画リスト……。
前に読んだ『銀の街から』に比べると、見たことのない映画が多かったです。その分「これはどんな映画なのだろうか」と想像を巡らせることができました。
登場する見たい映画メモ
絶対忘れそうなので、ここで見たい映画をメモしておきます。
有名卓球漫画の映画化。
閉じ込められた男が復讐を誓う。
少年少女が奇妙な三角関係を作り出す。
沖縄を舞台におばあちゃんの恋を描く。
まとめ
3ページでここまで魅力的なエッセイを書けることがすごいです。
著者の他のエッセイも読んでみたいですね。