吸血鬼の本を読むシリーズはまだまだ続きます。
あらすじ
行方不明になっていたゼルマンの行方を突き止めたサユカ。生きるのに飽いたゼルマンに彼女は何ができるのか。一方ミミコは、コタロウの様子がおかしくなりいぶかしむ。それは兄弟二人の運命にまつわる変化だった。
セイめっちゃ強い
あまり動かなかったセイに、まともな戦闘シーンが用意されていました。
セイはマジチートでした……強いんだろうなと思っていましたが、ゼルマンのことをさらっといなしています。
強いショタ、べったべただけどかっこいいですね! 弱そうな外見で強いのは燃えポイントです。
ジローの本気(の片鱗)も見えてきて、バトルが壮大になってきています。今後巻が進むにつれもっと盛大になっていくのでしょうか。
シリーズが折り返し地点になって、キャラクターたちが本気を出し始めているのはわくわくします。
短編を読まないと心の流れがわかりにくいのかも
この巻でミミコがあることを言うのですが、それがちょっと唐突な気がしました。
あとがきを読むと、どうやら短編集でその過程が書かれているらしいです。とりあえず話の流れを追いたくて本編を追っているんですが、短編も読まないとわからない部分があるようです。
もちろん短編を読まなくても大筋はわかるのですが、「この人らなんで知り合いなんだろう」「この間と関係が違うのはなんでだろう」と思ってしまいます。
心の流れを追うために短編を読んでしまうか、先に本編を読みきって話を把握するか、悩むところですね。
本当は本編だけで読めればいいんですけど、そうもいかないんですよね。
まとめ
話が壮大になってきて面白かったです。
本格的に特区が壊れそうになっていて、ここからどう持ち直すのか、はたまたそのまま壊れるのか、楽しみです。
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