ブックワームのひとりごと

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ジローの本気、セイのチートさが垣間見える あざの耕平『BLACK BLOOD BROTHERS6 九牙集結』感想

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あつBLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結― (富士見ファンタジア文庫)

吸血鬼の本を読むシリーズはまだまだ続きます。

 

あらすじ

行方不明になっていたゼルマンの行方を突き止めたサユカ。生きるのに飽いたゼルマンに彼女は何ができるのか。一方ミミコは、コタロウの様子がおかしくなりいぶかしむ。それは兄弟二人の運命にまつわる変化だった。

 

セイめっちゃ強い

あまり動かなかったセイに、まともな戦闘シーンが用意されていました。

セイはマジチートでした……強いんだろうなと思っていましたが、ゼルマンのことをさらっといなしています。

強いショタ、べったべただけどかっこいいですね! 弱そうな外見で強いのは燃えポイントです。

ジローの本気(の片鱗)も見えてきて、バトルが壮大になってきています。今後巻が進むにつれもっと盛大になっていくのでしょうか。

シリーズが折り返し地点になって、キャラクターたちが本気を出し始めているのはわくわくします。

 

短編を読まないと心の流れがわかりにくいのかも

この巻でミミコがあることを言うのですが、それがちょっと唐突な気がしました。

あとがきを読むと、どうやら短編集でその過程が書かれているらしいです。とりあえず話の流れを追いたくて本編を追っているんですが、短編も読まないとわからない部分があるようです。

もちろん短編を読まなくても大筋はわかるのですが、「この人らなんで知り合いなんだろう」「この間と関係が違うのはなんでだろう」と思ってしまいます。

心の流れを追うために短編を読んでしまうか、先に本編を読みきって話を把握するか、悩むところですね。

本当は本編だけで読めればいいんですけど、そうもいかないんですよね。

 

まとめ

話が壮大になってきて面白かったです。

 本格的に特区が壊れそうになっていて、ここからどう持ち直すのか、はたまたそのまま壊れるのか、楽しみです。