ブックワームのひとりごと

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しみじみさつきの扱いの悪さが謎―嬉野秋彦『彼女は戦争妖精5』

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彼女は戦争妖精5 (ファミ通文庫)

今日の更新は、『彼女は戦争妖精5』です。

 

あらすじ

伊織の叔父、頼道が帰国した。彼と共にウォーライクの記憶を失ったパトリックと対面する伊織だが、その姿に罪悪感を感じてしまう。一方で、伊織は謎の少女に襲われる。ウォーライクを圧倒するほどの力を持った彼女は何者なのか。

 

なぜさつきにヘイトを集めるのだろうか

ゾルドはなかなかいい感じの高慢ちきで最高。こういうキャラ好きです。

ただ、キャラクターは面白かったけれど、ミンストレルというものが何なのか全くわからないまま終了してしまったので感想が言いづらいです。引きを続けますねー。

キャラクターもガンガン増え続けてもうそろそろ覚えるのがつらくなってきました。 退場するキャラもいるけれども。

一方で出てくるキャラが面白いので楽しめてしまう……嬉しい悲鳴というやつかもしれません。

 

 しかしちょっと疑問に思ったのがさつきの扱いですね。

読者に嫌われるキャラがいても、それが物語の中で何か意味を作り出しているのならいいと思います。だけど、「共闘」という熱い展開を台無しにしてまで、さつきに読者(と伊織)のヘイトを集める意味ってなんだろう……。

さつきそのものは結構嫌いではないです。こういう人間味のある欠点があるキャラはいてもいい。だけどなんでこんなに作者の扱いが悪いんだろう? と不思議ですね。欠点の報いの方向性が変なんですよ。

まだ途中なので、これが何か意味があるのかもしれませんが。

 

まとめ

面白かったけどあのさつきの扱いだけはやっぱり謎ですね。ここまであからさまだと何か意図があるような気がしますが。

その辺も含めて気になるので、読み進めていきます。