横山了一 『北のダンナと西のヨメ』
北海道出身の夫と兵庫出身の妻の文化差を描くコミックエッセイ。
つまらないわけではないんですが、だいたい内容が予想通りだったので感想に書くことがないですね。
私が関西人なのであるあるが普通過ぎて新鮮味がなかったです。
『ゲームさんぽ/悪夢の精神分析 終わりなき悪夢にようこそ…名越先生とネバーエンディング・ナイトメア!』
精神科医が悪夢をテーマにしたゲームを見て解説をする動画シリーズ。
ホラーゲームは苦手なんですけど、このゲームはびっくり要素がない、絵柄がそれほどリアルではないという理由で深刻に怖く感じなかったからよかったです。
フロイトはエセ科学説もあるので無批判に受け止めることはできませんが、分析によって先の展開を言い当てたときにはホラーとは別の意味でぞっとしましたね。
おまけの人生相談コーナーも面白かったです。しゃべるのが上手い人の話を聞くのは楽しい。
豊田徹也 『珈琲時間』
コーヒーをテーマにした連作短編集。
よくできた作品だってことはよくわかるけれど、自分には合わないタイプの漫画でした。演出やストーリーの間が合わない。
絵はうまいし漫画もうまいのにもどかしいですね。
【ゲームさんぽ/天穂のサクナヒメ】ごはんソムリエ・森崎博之さんと一緒にお米づくり
お米を作って強くなるゲームをごはんソムリエが解説。
米作りに詳しくないので、どのくらいすごいことなのかはよくわからないんですが、とにかく丁寧に作られたゲームであると言うことはわかります。
あとサクナヒメがかわいい。
本田『たったひとつのことしか知らない』
電話でつながる男の友情を描いた読み切り作品。
ふたりの電話のやりとりはいいんですが、赤岩の仕事に唐突感があってあまり楽しめなかったです。
山原中『余白の世界』
なかなか賞が取れないお笑い芸人の青年が少し生き方を変える話。
テーマももちろんいいんですが、そこに至るまでの演出もすごくいい話でした。説教くさくなりかねないメッセージを、さらりと受け入れてしまえる力があります。
夢を叶えることは美しいけど、夢を追うだけが人生じゃないんですよね。