ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

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三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』感想記事のまとめと総評

今日の更新は、『ビブリア古書堂の事件手帖』感想まとめ記事です。 といっても3巻以前はブログを作る以前に読んだので、4巻からです。 あらすじ 本が読めない体質の五浦は、栞子の経営する古書店ビブリア古書堂で働くようになる。本の知識にあふれ、推理力…

忠誠をささげた道化の知恵比べ―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』

今日の更新は、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~』です。 あらすじ 『晩年』をめぐり取引に現れた吉原という男。彼は八百万というふっかけた値段で本を売ろうとする。栞子の妹、文香の受験も重なり、ビブリア古書堂はお金に悩…

いつもの古書堂だけどちょっとオチが不満―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ』感想

今日の更新は、『ビブリア古書堂の事件手帖6』です。 表紙はダークな栞子さん。 あらすじ 『晩年』の古書ほしさに栞子を突き落とした男、田中から「別の『晩年』を探してほしい」という依頼が来る。ビブリア堂はそれがどこにあるのか調べ、危険な男が狙って…

乱歩をリスペクトした現代ミステリが楽しい―三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔』感想

今日の更新は、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖4』です。 久しぶりに読んだけれど、だいたい話を理解できたのでよかった。 あらすじ とある女性から、江戸川乱歩の蔵書を売ることを引き換えに「鍵のかかった金庫を開けてほしい」と依頼された栞子。「俺」…