ブックワームのひとりごと

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イタリア中心においしい世界を描く食べ物エッセイ ヤマザキマリ『それではさっそくBuonappetito!』感想

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それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC Kiss)

読んでいるとイタリア料理を食べたくなってきました。食べに行こうかな……。

漫画風の表紙がかわいいです。

 

書籍概要

『テルマエ・ロマエ』を描き、世界を股にかける漫画家ヤマザキマリが、貧乏学生時代の思い出や、イタリア暮らしの生活を食べ物中心に語る。それぞれの漫画の最後には、実際に作れるレシピ付き。

 

 ストーリーものからがらりと変わる絵柄

『テルマエ・ロマエ』などの絵柄とはがらりと変わって等身が低く、シンプルな絵柄になっています。でもそれがまったく違和感ないので絵柄の幅が広いんだなあと感じました。

作品の中の感情表現もおおげさだけれど、舞台となっているラテン系の国々の表現に合っていて楽しいです。

おいしいものに一喜一憂する自分自身や家族の姿を、明るくコミカルに描いていました。見ているとにこにこできます。

おいしいものに対するあくなき追及は、どこの国に行っても一緒なんだなとほほえましくなりました。

 

イタリア料理食べたい

そしてこの作品のもう一つの面白いところは、イタリアをはじめとする料理がとてもおいしそうなこと。料理が詳細に書き込まれているわけではないんですが、それを食べた人たちのリアクションがおいしそうに見えます。単純な絵なのに、気持ちが伝わってくるところがとても楽しいです。

ヌテッラをパンに塗って食べたいです……昔食べたきりなのでどんな味か忘れてしまいました。

あとピザも食べたくなってきました。近所のイタリア料理店で食べようかな。

そんな感じで自分に引き寄せて考えてしまうような、親しみの持てる作品でした。おいしいイタリア料理がたらふく食べたいです。

 

まとめ

わいわいと食事の話をしているところが見れて面白かったです。この人のエッセイを見るのは初めてなので、また読んでみたいです。

ポルチーニ食べてみたい。

 

それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC Kiss)

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