表紙の王子のふとももが美しい。
ショタコンみたいなことを言ってしまいました(ショタは好きです)。
あらすじ
親子のように交流を深めていくロイスとルーク王子。しかしルークに課せられた過酷な使命を知り、彼を助けるためにロイスは奔走する。果たしてルークの選んだ道とは……。
ロイスが最高の萌えキャラ
1巻のときも言ったけど、ロイス・リロイスは本当に萌えキャラですね。
お父さんでお人よしで騎士姫属性もあり、周りのみんなから好かれるハーレム属性……というとどこのなろう主人公かというくらい属性が盛られています。だけどちゃんとキャラクターとして破綻していないのが著者の筆力を感じます。
それぞれの属性にちゃんとロイスの生きてきたバックボーンがあるから、受け入れられるんでしょうね。属性の盛りすぎって必ずしも悪ではないんだなと感じました。
もちろんそれ以外のキャラも魅力的でした。2巻でティルダの株が爆上がりしました。私がロイスだったら惚れてるんですけど、ここで安易にイチャイチャしないのがロイスがロイスたる由縁ですね。
結末は賛否両論ありそう
結末も含めてめちゃくちゃ面白いんですが、結末がなかなか厳しいので、そこは賛否両論ありそうだなと感じます。
美しい終わり方ではあります。けれどキャラクターが好きであるほどつらい結末です。ショックを受けた人も多いんじゃないでしょうか。おかげで気軽におすすめできる本からは外れてしまいました。
悲しいだけの話で終わってほしくないので、ぜひ続きを出して、彼らのやったことには意味があったと示してほしいです。ロイス・リロイス!生きて彼らがここにいたことを伝えてくれ!
そのためには『血と霧』が売れてほしいんです。しかしさっき言ったようにこういう結末なのでおすすめしにくいという……。悩ましいですね。
まとめ
面白かったので続きが出てほしい、この世界観に浸りたい。しかし人にはおすすめしにくい作品になってしまいました。
でもこの感想を読んでグッとくる人には読んでほしいです。よろしくお願いします!