たぶん星野仁彦は監修だけで別のライターが本文を書いているみたいなんですが、それなら名前を載せてあげたらいいのに……と思いました。
書籍概要
片づけられない、コミュニケーションが苦手、こだわりが強い……。人よりちょっと変わった存在である発達障害。本書では苦手を工夫して乗り越え、日常生活を送れるよう支援し、支援される方法を解説する。
基礎的なことはだいたい載っている
前半は知っていることがほとんどだったのでさくさく斜め読みしました。
情報量が結構多くて、「発達障害とは何だろう?」と思っている人にはひとまずこれで説明できるのではないかと思います。
発達障害のことを知らない人に説明するのにも、役立つのではないでしょうか。
イラストも豊富で、活字が苦手な人でも読みやすそうです。
全国の相談機関の連絡先と、依存症施設の連絡先が巻末に載っているところが優しいです。でもこの辺はよく組織が変わるから、まずネットで調べて電話番号や住所が変わっていないか確認したほうがいいと思います。
具体的な対処法を紹介
後半部分では、具体的にどう支援すればいいのかという内容が書かれています。
「ストレスの対処法を覚えておきましょう」の部分では、「オフィス内は階段を使う」というものがあってそこ? となりました。でも確かに気分転換にはなるかもしれません。人のストレス対処法を知ると面白いですね。
ベタなんですけど「人を怒らせたらすぐ謝る」というのも大事だな~と。私もそうなんですけれど、思ってもないのに謝るって苦手なんですよね……。自分が反省してたらさくっと謝れるんですけれど。相手が何に対して怒ってるかわからない段階で謝るのって難しいです。
かといっていつも反射的に謝っていたら変な人だと思われるので加減が難しいです。
そのような具体的なアドバイスが載っていて、できるものから実行していこうと思えました。
まとめ
内容が多くて、アスペルガーの疑いがある人にプレゼントしたり、逆にアスペルガーを支援したいと思っている人にプレゼントしたりするといいんじゃないでしょうか。
よくまとまった本だと思います。