ブックワームのひとりごと

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ちびででぶな少年が、お父さんと旅がらす ウルズラ・ウェルフェル『火のくつと風のサンダル』再読感想

火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)

昔好きだった本を読んでいくシリーズ。今回は子どものころ好きだった児童書。

 

あらすじ

ちびでふとっちょのチムは、誕生日プレゼントにお父さんとの旅をプレゼントされる。夏休みに徒歩で旅に出た二人は、靴を修理しながら村や町を渡っていった。お父さんはその合間に、お話をしてくれ……。

 

意外と狭い範囲で旅をしていた

『火のくつと風のサンダル』を初めて読んだ子どものころは「子どもが旅をする」ということで、すごく壮大な話だと思っていました。

今読み返すと、徒歩で旅をしているので、そんなに行動範囲が広くないことに気づきます。子どもの足ですし。

そんなに歩き疲れている様子もないので、本当に小さな範囲の物語なんでしょうね。

児童文学を読み返すと、こういう風に、昔と今の認識の違いが露わになるから面白いですね。

子どものころは、隣町であっても異世界のような気がしたものです。

 

お父さんがいい人でうらやましい

しかし、このチムのお父さんがいい人でうらやましいです。

チムがうじうじしてもそれを叱るでもなく、新しい考え方のヒントを示してあげます

子どもとフランクに話し、のらりくらりとしていながらも、親として守り育てる役割は忘れません。

うちの父親は無口だったので、ちょっとうらやましい気持ちになりました。

こういう父親がいたら、やっぱり幸せだろうなあ。

チムのお父さんがしてくれる、ひとつひとつの物語も面白いです。私も昔、親に即興でお話をしてもらいました。

懐かしい気持ちになる一冊でした。

 

まとめ

かなり内容を忘れていたんですが、読んでいるうちに懐かしい気持ちがよみがえってきて面白かったです。

ノスタルジーを感じるのもたまにはいいですね。

 

火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)

火のくつと風のサンダル (子どもの文学―青い海シリーズ)