ブックワームのひとりごと

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アドバイスが具体的でわかりやすい―高山恵子『イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント』感想

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イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント (健康ライブラリー)

今日の更新は高山恵子『イライラしない、怒らない、ADHDの人のためのアンガーマネジメント』です。

知り合いのおすすめから読んだ本。

 

書籍概要

いらいらしたり、怒鳴ったりして、人間関係を悪化させてしまう。そんなときどうすればいいか。ADHDの人の特性を踏まえつつ、どうすればすぐ怒る自分を変えられるか、アイデアを紹介する本。

 

具体的なアドバイスでわかりやすい

発達障害の人向けの本なだけあって、アドバイスが非常に具体的でわかりやすいです。

「いいことを思い浮かべよう」というアイデアにしても、「ペットを触っているときの感覚、好きな食べ物を思い浮かべる感覚、過去に褒められた記憶」と具体的に手案sてくれるので、「試しにやってみようかな」と思えます。

発達障害の人でなくても、「アンガーマネジメントの本は抽象的でわかりにくい」と感じた人にとってはためになる本なのではないかと思います。

 

また、怒ることによって生じる具体的な不利益についても書かれているのがよかったです。すぐ怒る人というのは、怒っていることに罪悪感を感じていない人もいますからね。

 

一方で、絵が多いだけあって、ちょっと情報量が少なめで物足りなかったです。普段あまり本を読まないタイプの人なら、気にならないかもしれませんが。

 

まとめ

ちょっと情報量が少ないのが物足りなかったですが、全体的には興味深く読みました。

発達障害の人でなくても、アンガーマネジメントについて具体的なところを知りたい、という人にはいいと思います。

イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント (健康ライブラリー)

イライラしない、怒らない ADHDの人のためのアンガーマネジメント (健康ライブラリー)