今日の更新は、『美女と野獣』です。
金曜ロードショーで見ました。
あらすじ
本好きで、頭のいい女性ベル。彼女の父親が森の奥の城からバラを盗み、城の主人である野獣から監禁されてしまう。ベルは父親の身代わりになり、城に滞在する。ベルは白で暮らすうちに、野獣の秘密を知っていく……。
自立心をもてあましていた女性が野獣に惚れる
エマ・ワトソンは本当にはまり役ですね。理知的で行動力もあるベルに似合った俳優だったと思います。
なまじ聡く自立心旺盛ゆえに周囲となじめず、能力を持て余していたころは本当にもやもやしていたでしょうね。
そんな彼女が高い教育を受けた野獣に興味を持ち始めるのは必然だったのかもしれません。
野獣に図書室をプレゼントされて喜ぶのに笑ってしまいました。愛書狂の鑑。
ガストンのキャラクターも好きです。強くて男前で、うぬぼれ屋なんだけれど、どこか虚無があります。
ベルを「未来の花嫁」と見なして追い掛け回しつつ、実際眺めているのは虚空なんじゃないかと思うくらい中身がからっぽです。
ガストンの腰巾着ル・フウがどういう経緯でガストンについて行っているのかわかりませんが、この虚無っぷりは心配したくなるのはわかります。
というかガストンはル・フウと一緒に楽しく暮らしなよ。ベルじゃなくて。
キャラクターで言うともうひとつ、家具たちの描かれ方も面白かったです。
長年一緒にいるせいか主人である野獣にずけずけ言うようになっている家具の召使いたちには笑いました。人間に戻ってもこの調子で文句言ってほしいです。
自分が人間に戻りたいのももちろんだけれど、召使いたちなりに主人のことを心配し、幸せになってほしいと思っているところがほっこりしました。
あとガストンが城に乗り込んできたときの大活躍はよかったですね! チェンバロのキー、なくなってしまいそうだけど大丈夫だろうか。
まとめ
だいたいストーリーを知っているから飽きてしまわないかな、と思ったけれど結構楽しめました。
基本のストーリーを踏襲しつつ新しい形にブラッシュアップする、好みのタイプのリメイクでした。