今日の更新はまめこ『ちらからない‟おうち”でもっと幸せ家族になりました』です。
あらすじ・概要
家が片付かないことに悩んでいた著者。ちらかっていることでストレスがたまり、いらいらしがちに。整理収納アドバイザーの村上直子の力を借り、暮らしやすい家づくりに乗り出す。そうすると、家族や自分自身のやりたいことが見えてきた。
こんな人におすすめ
- 片付けに悩む人
- 暮らしやすい家に住みたい人
- 一方的に「捨てろ」と言われるのが嫌な人
住みたい家へ近づくための片付け
片付けの本なのに「ちらかっていてもストレスを感じない人は 片付ける必要ありません(P005)」と言ってしまう潔さよ。この時点でこの本がちょっと好きになってしまいました。
ものを「使いやすい場所」へ移動し、不要なものを捨てるうちに、「自分の住みたい家」というものが見えてきます。
片付け、収納はあくまで住みやすい家を作るためのものであり、手段です。目的がはっきりしていくにつれて片付けも進んでいくところがよかったです。
子どもがコップを取れるようコップを出しっぱなしにしたり、ラックに子どもの手紙や作品を貼ったり、完全にきっちり片付けなくてもいいという主張なのでズボラな人間にとってもありがたいです。
それからものを捨てることは大事だけれど、決して無理に捨てさせようとうながさないのがオタクとしても助かります。やっぱり大事なものは捨てられませんからね。
タイトルから感じるイメージとは裏腹に、「家でどんな生活をしたいか」「どんな部屋に住みたいか」という考えを具体化し、そこに向かって家を改造していくロジカルな本でした。
主婦・主夫に限らず、家の片付けで悩む人にはおすすめです。