ブックワームのひとりごと

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ひとり暮らしをする中学生にすごくはらはら―宇田川うた子『14歳のひとり暮らし』

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14歳のひとり暮らし (本当にあった笑える話)

 

あらすじ・概要

突然の父親の海外赴任。中高一貫校に通っていた14歳の著者は、転校が嫌で日本に残ることを決意する。かくして中学生にしてひとり暮らしをすることになった。料理や勉強、お金のことなど、子どもゆえの失敗を描く。

 

読んでいてめちゃくちゃはらはらする

私は著者のブログのファンなので、お布施もかねて購入しました。商業漫画だけれど電子版だけで紙版は出ないらしいです。世知がらい!

著者のお悩み相談ブログはこちら。

utap.hateblo.jp

 

序盤を読んだだけでかなりはらはらする内容です。食べ物が腐ると言うことをわかっていなかったのでシチューを放置して腐敗させる、もらっていたお金を使いすぎる、通っていたゲーセンで怪しげなおじさんに付きまとわれる、など。

未婚子どもなしの私ですらこんなに緊張するんだから、子持ちの人はもっとはらはらするのではないでしょうか。

しかしぷっくりした絵柄とコメディチックな演出で、深刻になりすぎないのもいいところです。私著者の絵柄好きなんですよね。こういう線が太くてぷくぷくした絵好き。

 

当時著者を教えていた教師たちも心配していたようで、教室で座席を一番前にしたり家庭訪問したり行動に出ていました。しかし、家庭訪問はともかく座席を一番前にするのは恥ずかしいしあまり意味がないと思います。

 

著者の行動にドキドキしているだけであまりメッセージや教訓みたいなものは感じられなかったんですけれど、だからこそ軽く読むのにはよかったです。

 「へえ~こういう人生もあるのね」と思うにはいいコミックエッセイでした。

14歳のひとり暮らし (本当にあった笑える話)

14歳のひとり暮らし (本当にあった笑える話)

 

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