畑ヶ中あいこ『舞台追っかけ女子 推しが元気でごはんがおいしい』
2.5次元舞台にハマった女性の事実を織り交ぜたフィクション。
身の回りに観劇をする女性が多いのもあって、知っていることが多かったです。新鮮味はなかったかな。
絵柄やキャラクターの表情はかわいいです。
『ドキュランドへようこそ 11歳、僕はゲイとして生きていく』
11歳でゲイであることを自覚した少年が成長する姿を描くドキュメンタリー。
印象的なのが父親の反応で、11歳でゲイとして生きようとした息子を「早すぎる」と否定します。
「子どもに苦労してほしくない」という親心と、自らの同性愛者への偏見が交じり合い、息子に苦労をさせています。それが業が深かったです。
愛があってもそこにステレオタイプが組み入れられていると、しんどいものですね。
ヒラマツオ『ハワイ 女ひとり旅』
ハワイの観光地や自然、グルメを紹介するコミックエッセイ。
何も毒がなくただただおいしいものやきれいなものを紹介するだけの作品なので癒されます。疲れているときは効く。
しかし著者がめっちゃ買い物しているのが面白いです。部屋に置くところあるのか……?
宇仁田ゆみ『柄ラボ』
テキスタイルやタイルなど「柄」について熱く語るコミックエッセイ。
柄の作り方などが説明されているのですが、普段からillustratorやPhotoshopをいじっている身としては「教本を読んだ方が早い」という気持ちになりましたね。
布を制作している現場を見学する回は面白かったです。
たかはしみき『こげぱん大阪・神戸ぶらり旅日記』
「こげぱん」の作者がこげぱんキャラクターとともにイラストエッセイで描いた旅行記。
大阪の観光地はだいたい知っていましたが、神戸はまだまだ行ったことのない場所がたくさんあるなと再確認。今度一泊して歩き回ってみたいです。
こげぱんのイラストも久しぶりに見たので懐かしいです。
各町のおいしいパン屋さんの紹介もあります。