ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

すぐ死ぬ雑魚吸血鬼が吸血鬼ハンターの事務所に転がり込む―『吸血鬼すぐ死ぬ』(アニメ版)

このブログには広告・アフィリエイトのリンクが含まれます。

第1話 『退治人(ハンター)来たりて空を跳ぶ 前編』ほか2本

 

あらすじ・概要

退治人(ハンター)のロナウドは、退治しようとしたことをきっかけに吸血鬼のドラルクに事務所に転がり込まれてしまう。自伝、ロナルドウォー戦記のネタとして彼とバディを組むことになったロナルド。事務所にはあれこれ吸血鬼に関する事件が持ち込まれ、その度にばか騒ぎが起こる。

 

ぬるぬる動かないけど作画がいい

すごく作画のいいアニメでした。と言ってもなめらかに動くとか細かい書き込みがあるとかではありません。静止画のシーンが多いし、背景もかなりシンプルです。

それでも動くところと動かないところの緩急が気持ちいいし、背景もシンプルだけれど配色やデフォルメがきれいで作風に合っています。

アニメとは単純になめらかに動けばいいというわけではない、描き込めばいいというわけではないという好例だと思います。

 

会話劇の様相が強いギャグアニメで、画面を見ていなくてもかなり内容がわかります。ラジオみたいにながら視聴するのにちょうどいいです。

1話に2~3編の短編アニメがぎゅっと詰まっている構成なので、展開が早く飽きずに見ていられます。

すごく夢中になるというわけではないですが、気楽に見れてげらげら笑えるところがよかったです。

 

ただ、下ネタが激しいので、そこは好き嫌いが分かれるかもしれません。よく「誰も傷つけない作品」として紹介されるけれど、被害者が男なだけでセクハラシーンは結構あります。みんなに平等に恥をかかせるバランス感覚があるから気にならないだけで。

 

普段あまり見ないジャンルのアニメだけれど、これは楽しめました。また見たいです。