ブックワームのひとりごと

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【ジーニーやジャスミンの解放を描く】ディズニーアニメ『アラジン』

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アラジン (吹替版)

 

あらすじ・概要

とある国の泥棒、アラジンは、王国の姫ジャスミンと出会う。逮捕され洞窟に放り込まれたアラジンは、魔法のランプを手に入れる。そこから現れたジーニーは、アラジンに三つの願いを叶えると持ちかけた、ジーニーの力で大金持ちの王子になったアラジンは、ジャスミンに求婚するが……。

 

執着を捨てるシーンが印象的だった

搾取する側が搾取される側への執着を捨てるシーンが印象的な作品でした。アラジンはジーニーの力で王子様となり、ジャスミンとの婚約にこぎ着けますが、ジーニーの力を失うことを恐れジーニーを自由にしません。最初に「最後の願いではジーニーの自由を願ってあげる」と言ったのに。

アラジンがジーニーの自由を願うことで、ふたりは本当の友達になれた、というラストは美しかったです。

ヒロインのジャスミンもまた、王女だからという理由で父親に縛られていますが、「王女は好きな相手と結婚していい」と王が決めたことでアラジンと結ばれます。

アラジンも王様も相手が嫌いなわけではありませんが、自分の都合で相手をコントロールしようとしてしまいます。その執着を捨てることで、みんながハッピーエンドを迎えるのがよかったです。

 

ジャスミンは一見おしとやかだけれど押しが強く、したたかでたくましい一面もあります。ディズニーのヒロインとしてはかなり好みな方です。

ジャスミンの方が主導権を握ってそうなラブストーリーがよかったです。

 

見る前に「差別的な表現が含まれます」の表示が出て来たのですが、結局どこだったのでしょうか。ジャスミンが心の病気にかかっている人のふりをしたところかな……。

別に差別的な作品を配信するなとは言わないので、具体的に教えてほしいです。自分が同じへまをしないように気を付けるので。