あらすじ・概要
とある国の泥棒、アラジンは、王国の姫ジャスミンと出会う。逮捕され洞窟に放り込まれたアラジンは、魔法のランプを手に入れる。そこから現れたジーニーは、アラジンに三つの願いを叶えると持ちかけた、ジーニーの力で大金持ちの王子になったアラジンは、ジャスミンに求婚するが……。
執着を捨てるシーンが印象的だった
搾取する側が搾取される側への執着を捨てるシーンが印象的な作品でした。アラジンはジーニーの力で王子様となり、ジャスミンとの婚約にこぎ着けますが、ジーニーの力を失うことを恐れジーニーを自由にしません。最初に「最後の願いではジーニーの自由を願ってあげる」と言ったのに。
アラジンがジーニーの自由を願うことで、ふたりは本当の友達になれた、というラストは美しかったです。
ヒロインのジャスミンもまた、王女だからという理由で父親に縛られていますが、「王女は好きな相手と結婚していい」と王が決めたことでアラジンと結ばれます。
アラジンも王様も相手が嫌いなわけではありませんが、自分の都合で相手をコントロールしようとしてしまいます。その執着を捨てることで、みんながハッピーエンドを迎えるのがよかったです。
ジャスミンは一見おしとやかだけれど押しが強く、したたかでたくましい一面もあります。ディズニーのヒロインとしてはかなり好みな方です。
ジャスミンの方が主導権を握ってそうなラブストーリーがよかったです。
見る前に「差別的な表現が含まれます」の表示が出て来たのですが、結局どこだったのでしょうか。ジャスミンが心の病気にかかっている人のふりをしたところかな……。
別に差別的な作品を配信するなとは言わないので、具体的に教えてほしいです。自分が同じへまをしないように気を付けるので。