あらすじ・概要
大手出版社で営業の仕事をしている悪魔のサバトさん。彼は倫理のないアイデアで売れない本を売れるようにアピールしていく。とんでもないアイデアでも、なぜかサバトさんが営業した本は売れる。倫理なしハイテンションコメディ。
商業化されると倫理のなさがつらいときがある
Twitterでときどき読んでいるいる作者の商業本があったので、投げ銭もかねて購入しました。
サバトさんが実はいい人でしたとかやらずに、一貫してヤバい人(悪魔)なのがよかったです。
最悪すぎる下ネタの連続に笑ってしまいました。
ハイテンションのまま連続で畳み掛けるようにギャグが展開するのでさくさく読めます。
ただ、WEBで見る分にはあまり気にしてなかったのですが、「ばかにする属性の偏り」が気になるようになってしまいました。特に、「モテたい男性」への侮蔑がひどいです。
倫理のなさがマイルドになることによって、結果的に「作者、編集者的にこの属性はばかにしてもセーフ」というのがわかってしまうのが悲しいです。
やはり、露悪的な描写は全方位に露悪的であってほしいですね。
同著者の『ハンサムマストダイ』は楽しく読んでいます。これも完結したら感想を上げる予定です。