ブックワームのひとりごと

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2021-06-15から1日間の記事一覧

格差社会の中で語られるすっとぼけた労働文学―津村記久子『ポトスライムの舟』

あらすじ・概要 29歳のナガセは、工場で働いている。ある日自分の年収がほぼ世界一周にかかる値段であることを知ったナガセは、工場の給金を一年間丸ごと貯め、他の仕事で生活をすることを思いつく。表題作ほか、格差社会を描いた二編を収録した本。