ブックワームのひとりごと

読書中心に好きなものの話をするブログです。内容の転載はお断りします。

哲学

『神さまと神はどう違うのか?』上枝美典 ちくまプリマ―新書 感想 異なる信仰を理解するには

あらすじ・概要 世界には多神教の神と一神教の神を信じる人がいる。神様を信じない人もいる。西洋哲学を専門とする著者が、一神教を信じる人たちとそれ以外の人たちでどう価値観が違うのかを解説する。全知全能の神という概念が存在するからこその哲学的思索…

『はじめての哲学的思考』苫野一徳 ちくまプリマー新書 感想 掘り下げて考えることは生活に影響を及ぼしている

あらすじ・概要 社会の役に立たないと言われがちな哲学。しかし、それは誤りである。人々が知らないうちに、哲学は社会に大きな影響を及ぼしている。民主主義や人権、日常生活にかかわる哲学の存在を解説し、哲学的思想を学ぶことの大切さを語る。生活に役立…

『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』萱野稔人 14歳の世渡り術 感想 子どもにはちょっと過激な哲学

あらすじ・概要 世間では「暴力はいけないこと」とされている。しかし軍事侵攻のために抵抗したり、犯罪を犯した人を捕まえることも一種の「暴力」である。なぜ暴力が許される状況と許されない状況があるのか。暴力と社会のシステムとの関係を解説し、人間と…

『「みんな違ってみんないい」のか?――相対主義と普遍主義の問題』山口裕之 ちくまプリマ―新書 感想

あらすじ・概要 「正しさはひとそれぞれ」繰り返し語られる言葉だ。しかし、フェイクニュースの蔓延や、過激思想の台頭によりそれはゆらぎ始める。人は多様だが、多様でない部分もある。著者は異なる人たちの間に「正しさ」を設定し、議論することの重要性に…

どこを対象とした本なのかいまいちわからない―萱野稔人『名著ではじめる哲学入門』

あらすじ・概要 私たちを取り巻く世界とは、いったい何なのだろうか。「哲学」「政治」「民主主義」など、「○○とは何か」という問いの答えを哲学の名著の中から探す。多様化・複雑化する世界の中で、哲学がどう人間と社会を見て来たかを語っていく。